よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

医療と介護、そしてココチケアとホワイトボックスの役割

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 医療においては、例えば急性期においてはDPC推進における管理会計を通じた高度なマネジメントシステム導入業務や、維持期においては、ケアミックス病院として求められている役割が果たせるなど、業態別により機能を強化すること。

 そして施設基準に到達することができないけれど機能をそれなりにもち、懸命に医療を提供していこうとする病院には業態転換が円滑に進むよう、そしてさらに在宅に出ていくところには地域型、あるいは門前型のサ高住を活用した医療提供ができるよう支援したい。

 訪問歯科や訪問調剤のあるべきかちを模索することも必要でしょう。それがホワイトボックスの当面の医療における戦略です。
 
 介護では、私がボードに参加しているココチケアの海外への展開を側面から支え、さらに医療の科学的管理を介護に導入し、より生産性の高い、しかし利用者一人一人の生活を大切にしていける繊細で肌理の細かい事業モデルを開発したい、と願っています。

 ココチケアにはグループホーム8箇所(18ユニット)、そして2つのサ高住、1つの小規模多機能、3つの訪問看護ステーション、都市型ケアハウス(赤堤)、さらには訪問介護やリハが活動しているとともに、神奈川県相武台での団地活性化プロジェクト、さらにはグループ医療法人との多数の診療所との連携強化を通じたノウハウ開発を進めていける環境があります。

 医療と介護の一体化、地域包括ケアシステムの行方を見守りつつ、新たな提案ができればよいと考えています。多くの方々とのコラボレーションが進んでいます。写真は左から医療法人明正会近藤理事長とココチケア馬場隆雄社長です。

 各領域でしっかりとした企画立案を行い、明日に向かって今日から何かをつくりあげていきたいと思います。