よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

吉田純先生は中国医療へ

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 吉田先生は、日本で複数の診療所の運営をされています。神戸や金沢、そして東京といくつかの診療所をかけもちで診療され、そしてかつ海外への展開も視野にいれた活動をされています。
 
 すでに北京を一緒に訪問したり、香港での事業を行うための計画を検討したしりしています。

 仕事帰りにときどきホワイトボックス社に来社され、スタッフとの打ち合わせを行い帰宅されます。
本当に芯があり、しかし他に優しく気遣いされる姿はあらゆる人を感動させるものがあります。

 中国での医療を行うためには、香港での医師資格をとる必要がありますと説明したところ、全然OKですといったお返事をいただきました。
 
 中国と香港は中国貿易経済緊密化協定を締結し、2015年には施行されます。サービスを中国に、という趣旨も含められた、香港やマカオの最終的な吸収が目的とはいえ、香港に3年以上実績のある会社、香港人の雇用が半分以上といった規制はありますが、独資で中国に進出することができる条例があります。
 香港での研修や国家試験は簡単なものではなく、しかしそれをとればもちろん世界で初めて、というわけではないと思いますが、中国の医師免許をもった数少ない日本人医師として活躍することができます。

 そもそもココチケアが上海で介護事業を開始しますが、在宅医や開業医との連携が不可欠であるところ、上海ではどこでも在宅医はおろか、開業医すら少ないといった状況があります。そこで吉田先生の登場です。日本の患者さんの受療率は病院だけではなく診療所においても同じく低下しており、いまや日本での医療を行いつつ、他国に医療の指導を含めて開業することもまったくなしというわけにはいかないと考えています。

 今後、新しい診療所の開業が終われば次のステップとして香港での学習が開始される可能性はとても高いものがあります。我々には何もできませんが、バックアップ体制をどのようにつくらせていただけるのかについて次回はご相談したいと考えています。