よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

自分で変えられるのは自分だけ

 過去を振り返ると、さまざまな出来事が人生を彩っていることがわかります。生まれたときから小学生、中学生のときの自分をときどき、思いだします。鮮烈にすべてを映像として思い出すことはありませんが、何かの出来事の場面を写真のように思い出します。動画になっていることもありますが、不連続の映画であり、まるでパラパラ漫画の途中を何枚も抜いたときのようなイメージです。
 
 自然に想いうかべることだけではなく、意図的に思い出すこともできます。高校生や予備校、大学、専門学校と学生時代を過ごし社会にでてからリクルートで営業をして、会計士になり監査法人で監査業務を行い、そして銀行に入り、独立して会社をつくり、医療の世界に入り、そして介護に関与するようになりと振り返るとさまざまな時間を過ごしてきたことが思い出されます。
 
 たくさんの人と関わり、そのつどつどで、一生懸命に生きてきたことも、そうではないこともありました。しかし、こうなりたいという思いに揺り動かされながら生きてきた気がしています。年を重ねるにしたがい、残りの人生が少なくなってくると、一日の密度は逆に濃くなってきている気がします。焦燥もあり、また、人生の道理もわかっている今、やはり一日をどれだけ濃く使っていくのかでしか、自分のこうなりたいということをかなえることができない状態にあります。
 
 結局変えられるのは自分だけ。組織をもち、多くの仲間やスタッフに恵まれて仕事をしてはいますが、結局、一番変えることができるのは自分しかないし、また、それよりもすべての出来事は自分がつくりあげてきたこと。何があっても自分に原因があると理解しています。誰も責めることはできないし、誰のせいにもすることはできない。
 
 結局自分がすべて変わることで事が成し遂げられていると思います。もちろん、多くの人々の支援や援助、サポートを得られるかどうかも自分次第。自分が変わらなければ、彼らも動いてくれないと悟っています。ただし、社会や政治や経済などのマクロは埒外ですから、ここはいかんともしがたい。自分のできる範囲で自分が変わり、関与していければと考えています。
 
 新しいモデルをつくり、大きく何かを変えていきたいという気持ちはあります。
 もう少し整理をして、ダッシュをしていく時期もきていると思います。これからさらに自分が変われるかどうか、挑戦していきたいと考えています。
 
 よろしくお願いします。
と、次のアポまでの間、とりとめもなく思いついたことを書きました。