よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

タイムマネジメント

 
タイムマネジメントがはやりです。時間をコントロールし、生産性をあげることで同じ仕事を短い時間で、あるいは同じ時間でより付加価値の高い仕事を行うことを目指します。
 
タイムマネジメントを行うためには、組織における仕事のながれが明確になっている必要があります。仕組みができていないときに、うまく自分や組織をコントロールすることはとても難しく、結局は各人がバラバラに行動しなければなりません。前提として以下が有効です。
①職務分掌がある
②業務の棚卸しによる業務の範囲の決定がなされている
③職務基準による一つ一つの課業の達成レベル決定されている
④業務フローが標準化されている
⑤目標が明確になっている
⑥部下の能力の把握ができている
⑦他部署との良好な関係がある
 
 タイムマネジメントを行うための手順は、簡単に言えば以下の通りです。
 ①仕事の質と量の把握
 ②リミットの認識と能力及び時間の推定
 ③優先順位づけ
 ④段取り(≒準備)
 ⑤PDCAサイクルの管理
 ⑥飛び込み仕事の取扱い
 
これらをしっかりと整理し、その内容を充実させることにより、タイムマネジメントの実質的成果を得ることができます。
さまざまな病院で、タイムマネジメントの実際の導入を行っていますが、短期的に成果をあげられる部分と、仕組みづくりに時間をかけなければならない部分があり、短期間に、「想定される最大のメリット」を享受することは困難です。しかしどこかでスタートしなければ永遠に成果を得られないのであれば、まずはスタートすることが必要です。
 
短い人生を有効に使うためにも、公私をとわずタイムマネジメントの考え方に習熟することが有効です。