よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

小さな勇気

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何か始めるとき、またそれを続けていくときには、小さな勇気が必要です。

 

何かを始めようとするときに「思い切って」何かを始めないと、日頃の慌ただしさにかまけて、なかなかスタートできないことがあるからです。

 

思い切る、という言葉には、「諦める、断念する」と「決心する。覚悟(不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構え)する」の二つあります。

 

二つの意味は真逆のように思えますが、思いを切る、と言うときの思いには両面あり、やりたいけどできないなときには前者に、そしてできていないときやりたくないネガティブな思いを断ち切るときには後者の意味が当てはまる、というのは理解しやすいですね。

 

今回は後者、あれこれ迷いを断ち切り決心しよう、覚悟しようということです。

 

うまくいかなかったらどうしよう、失敗したら恥ずかしいという思いを払拭し、「ぐずぐずしない」ということなのでしょう。

 

決心、覚悟は勇気がなければできないことかもしれません。「勇気」は、強い心であり、困難や危険を恐れない心をいいます。強い心意気がなければ、よーしやってやるぞ、というようになりません。

 

また、覚悟というからには、なんとしてもやり切るという強い思いや信念がなければなりません。場合によれば準備や熟考も必要ですが、信念による覚悟、大事ですね。

 

いろいろな言い訳をして「やらない」ことのないようにしなければなりません。勇気を出してスタートできると、気持ちがいいのは間違いありません。

 

そして継続です。一端決心や覚悟をして始めたものの、すぐに思いが色あせて中途半端で終わったり、うやむやにしてしまうのでは元も子もありません。続けるのも決心や覚悟が必要なことには相違がありません。

 

しかし、当初の決意や覚悟がしっかりできていれば、途中でどんな横やりが入ろうと、障害が現れようと、挫折することはないので、いうまでもなく初期の決心、覚悟を本気で行うことが全てです。


いずれにしても、環境変化が厳しい今、やった人とやらなかった人、行動した人としない人の差の違いが大きく違いが出る時代、いまだかってなかったほどの歴史的転換時期にあると考えています。

 

まずは、

  • できることを真摯にやる、
  • 徹底してやる、
  • 他人が何と言おうと自分が思うことを信じて突き進む、
  • 常に工夫し、創造し、新しい価値をつくりあげる、

ことが必要です。

 

誰でも小さな勇気さえあれば、できることだと思います。

 

すべての人にチャンスはありますが、とりわけ管理職は、小さな勇気を出して、やらなければならない何かを期日までに成し遂げていくことが自分の役割であり責任であるとして行動しなければ、自分も組織も厳しい環境を乗越えていけません。

 

今日から満足できる闘いを率先して始めていきたいと思います。