言わなくても良いことを言って、後で後悔することがあります。話すことを生業(なりわい)の一つとしていても、そこを越えることができません。
熟考する必要があります。口に罪を着せるのではなく、とことん考えなかったことに問題があることが判ります。
考えていることを、正確に伝えられないこともあります。いわゆる思ってもいないことを言ってしまう、ということです。
考えずに言ってしまったことも、思ってもいないことを言ったことも、その場に相応しくなければ結果は同じです。
その場に相応しい、相手に伝わる、適切なことを常に考え、判断し、話せる訓練が必要です。
冷静に、論理的に、あるいは理性的に、瞬時に考え、整理し、言葉にするトレーニングを意識して行うことができれば、口は有能なコミュニケーションツールの一つになります(口以外の器官を使ってコミュニケーションをとるときも同じです。何を伝えたいか、何を伝えるべきかがポイントですから)。
日頃から公平公正に物事を見る、理解する、納得する。真剣に善悪、正邪を判断する能力を身につけることも必須です。
いずれにしても、災いの元は口ではなく、自分の日頃の姿勢であると知る必要があります。
失敗したときの理由をよく考え、次に後悔しないように行動することが大切ですね。