よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

ジャカルタ医療事情

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 ジャカルタ3日目を迎えました。朝の景色は日本と同じようにみえます。気候は日本より湿度が低く、太陽の光は強いものの、東京よりもずっと過ごし易いイメージです。

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さて、医療について説明します。
 昨日訪問した病院のCEOの説明では、インドネシアには、国立病院保険省の下、33病院があり、民間の病院も数多く存在しているとの話がありましたが、2億4千万人の国民がいるこの国で、少し病院が少ないという印象を受けました。 病院の規模は785床。職員2220人。手医師280人、外来は1800人その他、緊急が1500人、平均在院日数8日から10日、稼働率85%未満。待ち時間は3時間から5時間は当たり前で、それでも国民は何もいわずにじっと待っている。その病院は貧困層が60%を占め、医療費は損益分岐点よりも20%ディスカウントの医業収益で賄うという話を聞きました。ただし、富裕層からは40%のマージンをとってよいと決まっているそうで、患者の所得により、病棟のクラスも変わるという日本ではあまりない運営をしています。
 手術件数毎日40件。しかし全身麻酔が少ない。周産期の帝王切開が多くを占めるとのこと。総合病院で、整形とリハが得意というわりには脊椎間狭窄症の手術が1週間に6件、リハビリも見せてもらいましたが驚くほどの状況で、これが地域トップクラスかと目を疑いました。心臓や脳の手術はなし。カテはやるが手術は別の病院と話をお聞きして納得しました。国立病院で南部にあるのはこの病院だけであるということもあり、二次急の様子ではありながら、日本のイメージからすれば、もう少しではないかという状況です。
 なお、この病院は審査を終わり12月にはJCIを取得する予定になっていますが、JCI取得は海外からの患者を受け入れるというよりも、医療安全や医療のクオリティをあげようということでの対応といわれています。
 次はバンコクの医療の説明を進めます(続く)