これからの日本に備えるために
日本政府債務が1000兆円を超えた、と報道されています。
結局のところ、政府の収入と支出の差、すなわち不足分を国債発行で埋めてきた結果、ネットでこれだけの債務となりました。政策、戦略、官僚機構そして経済、国民の意識、人口問題、年齢構造などなどさまざまな要素の絡み合った帰結であり、結局は政治の問題であったのかもしれません。
新しい政治のなかでその可能性や未来が語られていますが、今後日本経済が回復することはないと言われています。一部にはアベノミクスには限界があり、また世界の環境に影響を受けることも含め、未曽有の劣悪な状況になると予想する向きもあります。
経済だけではなく地震の問題も大きな問題です。いま関東に大地震があればどうなるのか、南海トラフ地震があれば日本はどのような影響を受けるのかといったことを考えても、私たち一人ひとりにできることには限界があります。
しかし、どのような状況になっても、私たちは生きて生活をしていかなければなりません。そうであればいまできることを最大限のレベルで行い、社会のなかで力をつける、貢献できる自己をつくりあげていく必要があります。
確固とした自己の確立、社会に貢献できるスキル習得、人としてあるべき態度や行動がとれる自分づくり等が今行うべきことだと考えています。
目の前の仕事の質を高めていく。社会で求められる状況をつくる、そのなかで目標をもって日々鍛錬し、毎日を着実に積み重ねていくこと。何かに抗うのではなく、淡々と信じるところを日々進む。そうした生き方が今、求められているのだと私は思います。