よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

5W1Hで立ち直る


これをやらなければという思いを強くもち、精緻であろうとなかろうと思いが計画化されて行動につながるときには、あーもうこんなに時間が経ったのかという気持ちになりますが、合目的的な生き方をしていないと時間のながれを早く感じないことに気付きます。

 

やらなければならないことは漠然といや、ときには鮮明になっていたとしても意思が弱く、その取組みを後回しにしてしまうときには、ダラダラ過ごす一日の時間を長く感じます。

 

やらなければならないことが鮮明であるにも関わらず、それらに手を付けなければ臍を噛むのは自分だとわかっていながら、心のどこかで理由を付けてやらなければならないことを後回しにしてしまうのです。

 

そうしてしまう理由には、

・やらなければならないことがやりたいことに昇華されていない、

・切羽つまっていない、どこかで諦めているといった事実や、

・やらなければならないことの価値をイメージできない、

・手法や到達点が不明瞭、

・やる気になれないことも含め体調が悪い、

といったこともあるかもしれません。このような状況を放置していれば、あたら人生を無駄にしてしまうことになることも分かっていながらも、現状から抜け出せないのは困りものです。

 

  1. やらなければならないことを列挙する
  2. 優先順位をつける
  3. 到達点を決める
  4. 期日を決める
  5. 手法を決める
  6. スランプであることを認識し体調管理を行う
  7. 無理やりでも自分が何かを行うための環境を整備する
  8. 何のためにそれをやらなければならないのかを再確認する
  9. 7を以て思いを信念に昇華する

といったプロセスを経る必要がありそうです。

 

ここまで書いてみると、これはまさに5W1Hの枠組みの説明だと分かります。なんのために(7.8.)、どこで(6.)、何を(1.2.)、いつまでに(3.4.)、誰が、どのように行うのか(5.6.)ということですよね。もちろん、自分一人でできないことも多く、誰に手伝ってもらうのかを決めることを認識すれば、「誰が」には自分と他者が含まれることはいうまでもありません。

 

さっそく上記に従い、まさに、この文章を書き終えたあと、ただちに自分を反芻し、やるべきことを列挙し、古くて新しい5W1Hに乗せ、慌てずに一つひとつの課題を解決できるよう、スタートを切っていきます。

 

今年になってから随分と時間は経過したものの、まだ1月なのは幸いでした。結局は、いつも同じことの繰り返しではありますが、何度でも原点に立ち返り、悔いのない生き方をしていこうと思います。