2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧
いろいろな病院に毎日おじゃましていると、いろいろなことに気が付きます。 また、昔から病院フェチだった私が患者としていろいろな病院に行くようになってからも同様に患者目線でものを見ることができます。なまじ病院で行われている業務フローを知っている…
部門別損益計算において、減価償却費を期末に計上する病院があれば、部門別損益計算を正しく行うことはできません。毎月有形固定資産を事業の用に供したうえで、病院を運営しているからです。したがって、減価償却費は月次で発生するとした考え方に沿った会…
DPCのデータを駆使すれば、患者の状況や収益の状況はアッという間に把握できます。 しかし、DPCデータだけでは、原価は把握できません。 患者別疾病別原価計算をしてわかることは、半分近くの患者が赤で退院していることです。 赤の理由は、DPCの点…
現状、病院原価計算というと、部門別損益計算(診療科別損益計算)及び患者別疾病別原価計算を指すと思われます(本来は、特殊原価調査といわれる経営意思決定のための正規の簿記の埒外で行われる原価計算もあります)。 これらを扱うさまざまなソフトができ…
先日、病院の中間管理職セミナーでの話です。常に、業務改革をすることが、これからの医療の進む道。仕事をルーチン化しないで、見直しをかけ続けることが大切であると話ました。 マニュアルの作成と運用を通じて、現在の仕事のやり方が正しいのかどうかを確…
以下、穏やかな、しかしスマートなリーダーとしてリーダーシップを発揮するトップがいる病院でのレクチャーの資料です。 1.はじめに 目組織目標を達成するために目標管理を運用します。したがって目標管理を運用したにも関わらず、目標が達成されないので…
機能分化と在院日数短縮による病院病床削減という考え方については、私たちは毎日の病院への訪問で思い知らさせることがあります。 すなわち急性期においては、当たり前ではありますが、間違いなく手術件数が多ければ収入はあがること。また、医療療養病床に…
財政がひっ迫しているなか、高齢化が進み、医療費をこれからいまと同じ状況で維持することが困難な 状況になってきます。厚労省は病院病床の削減を旗印に、あの手この手で、質が高く、合理的な医療を推し進めています。従来の医療をそのまま懸命に行うだけで…