よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

丸の内のイルミネーション

丸の内に用事があり、出かけたときの写真がでてきました。とても綺麗なので、残しておいたものです。 この写真には多くの人が写り、もうあたりは暗くなっていますが、まだ夕方から夜に時間が移る狭間の空間で、仲の良い友人や恋人、家族の方々、そして仕事帰…

貧乏人は医者にかかるな!を読んで

永田宏さんの本(集英社新書)を読みました。医師が不足していることをマクロ、ミクロの視点から書き、2025年には、本当に医者が足りずに今と同じような医療は受けられない時代がやってくると今の政策を喝破しています。 イギリスでは、数ヶ月待ちの患者…

今年も仕事納めです。

昨日、大阪の尼崎の病院で短期調査のプレゼンを行い、病院への訪問が終了しました。思えば平成15年の12月25日に当社を設立してから、4年の星霜を経たことになります。医療環境は劇的に変化し、 益々厳しい環境に置かれるようになりました。 私達は常…

DPC準備委員会と委員会活動のリンク

ある病院のレクチャーの資料です。 DPC準備委員会を設置することは必須です。いままでの委員会活動をDPCの準備に併せて再活性化することが必要です。過去実施してきたことがいまDPCを導入する準備を始めたことでうまく機能しはじめることになると考…

ドクターのインセンティブ制について

最近私はドクターのインセンティブ制を導入することを多くの病院に提案しています。 はっきり言って、医師としてプライドを保つには対価が必要である、という結論です。 私達には医師は崇高で、かつ聖人のような対象であるという思いがあります。 大半のは小…

無駄や不効率をパスし質を向上させるためのパス(2)

業務を有効に遂行するためには、そしてここでテーマにしているパスを的確に運用するためには、バリアンスをマネジメントすることが必要です。 バリアンスは、標準化されたCPから実際のケアがずれてしまったもの(脱落及び変化)をいいます。Zenderの…

DPC準備委員会と従来委員会活動のリンク

DPC準備を進めている病院が数多くあります。しかし、実質的な準備ではなく、医事だけですべてを終わらせている病院が大半です。DPCは医療原点回帰のためのきっかけであるといわれていおり、高密度で質の高い合理的な医療を行うための道具だという理解…

外科医当麻鉄彦「孤高のメス」

日本海をたった一両の車両で西に下っています。 さきほど少し涙していました。外科医当麻は、日本ではじめて脳死肝移植を成功させたあと、学会やマスコミからバッシングされ、同僚からうとまれ病院を辞めて台湾の病院に赴任することを決めました。脳腫瘍で亡…

ちょっとすてきなメリクリ準備です

いや~まちはキラキラですね。とても綺麗なまちかざりがふえました。どこにいってもイルミネーション…。ここにもあそこにもイルミネーションといった趣ですが。今日宿泊する札幌のホテルのフロントは最高にお・しゃ・れ~ぇです。 綺麗なかざり2つみつけた…

厳しい冬を越えるための備え

医療業界はとても厳しい冬を迎えています。全国で受療率がさがるなか、そして医師が開業してしまうなか、また首都圏に偏在してしまうなか、病院はどのように医療を継続していけるのか。いつも自問自答します。医療にはさまざまな課題があり、病院だけで解決…

必ず宝物を捜すことができる(医療の原点回帰への道)

一次パスを懸命に作成している病院の委員会に出した資料です。最近はDPCが議論されるなかで、パスが最も重要なツールであるといわれながら、検査の外来化、ジェネリック化、セット化といったようなことでDPCへ突入しようとしている病院が多くあります…