よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

目標管理について(1)

ある病院で個人レベルまで目標管理を落とした病院での説明を一部ご紹介します。 1.はじめに 個人目標がそろそろ出そろってきました。個人目標の設定において気がついたことや、これから個人目標レベルで目標管理制度を運用していくために、欠くことのでき…

メディカルホームというもの(1)

病院のベッドが少なくなるのは、欧米のケースをみていれば明らかです。今は自然に高専賃が増加していて、国交省ではなく厚労省までもが規制をするようになってきています。医療法人の付帯事業としての高専賃は、自治体によっては=特定施設であり、許可され…

静と動そして…

雪は静かに降り続いていました。 音もなく街は静まりかえっています。 街には誰も何も存在しないかのように…。 雪は何もかも覆いつくしてしまいます。 色をなくし、それぞれの主張をなくしてしまいます。 過去も現在も、そしてここにいると未来をもなくして…

病院審査基準説明(4)

(5)手術件数が低減する傾向にある 病床利用率が高くても、手術件数が低減することは危険です。結局は内科的な単価が低い患者が増加し、収益悪化をもたらすからです。 急性期病院の利益の源泉は手術です。手術が行なわれない病院、低減する病院は危険領域…

ココチケア2号店オープン

私が取締役を務めるココチケアの2号店がオープンしました。1号店の近くにあり、1号店のサテライト的な意味をもっています。サテライトというのは、1号店には診療所が併設され、訪看がそこを拠点としているからです。 1号店は、グループホーム2ユニット…

病院審査基準説明(3)

5.判断 (1)新患が低減する傾向にある 診療報酬が引き下げられているため、どの病院も増患をする必要があります。 増患の基本は新患が来院することです。新患数がどのように変化しているのかについて傾向をみることによって、その病院が総合的な努力を行…

病院審査基準説明(2)

3.解説 病院収益は患者数×診療報酬単価で決定します。患者が増加することと、診療報酬単価をアップすることが病院収益を増加させるポイントです。 診療報酬単価は、外来単価と病棟(入院)単価に分類できます。一人の患者から高い報酬を得るためには、技術…

光に包まれて

先週、私はドクターとのミーティングを控え、新幹線で京都から福山に向かっていました。新幹線は比較的すいており、ゆっくりと資料に目を通したり、PCでメールをチェックしたりしていました。 冬の天気の悪いなか、前日は新幹線が止まっていたのですが、こ…

銀座の看護師たち

東京に北海道から看護診断ツールソフトを見学に来た看護師さん達が、病院見学のあとホワイトボックス社の東京事務所に来てくれました。 NANDAを入れるということでしたが、むずかしい~ですよね。 なんだ、なんだっていう感じです。というか、きちっと…

病院審査基準説明(1)

銀行審査部の勉強会で説明した資料をこれから提示します。銀行が病院をどのようにみていくのかといったことについての、新しい考え方を説明しています。病院は、このようにこれからは銀行からみられるんだということを理解して、銀行との取引を行っていく必…

もう2ヶ月経ってしまいました

やばいっす。もう11日です。結構、忙しい日々でしたが、まだまだ決めたことができていません。 3ヶ月を1年として生活する。であれば、1週間が1ヶ月という取り決めをしたにもかかわらず…。その考え方によれば、もう2ヶ月目に入っているっていう感じで…

偶然の必然

東京の弊社オフィースで今井産業の常務とのミーティングを控え、私は焦っていました。約束の時間に、どうしても間に合うことができなそうな時間であったからです。ローカルな電車にのり、大阪のある街から近鉄で京都に着き、それから新幹線のチケットを買お…

空手と人生

滋賀県の病院で改革の先頭に立っているMEの上野さんと、りそな総研の担当者と私での3名で仕事が終わった後、食事をしました。 上野さんは、空手家でもあり、高校生のとき県大会で優勝したのを皮切りに、全国大会にても相当な腕前を披露して優勝を含め上位…

少子化抑止のための大プロジェクト

辻先生は、博多と恵比寿で、男性不妊の治療をしています。 先生のもとで働きたいという医師を糾合し、教育するためのシステムをつくりあげるためのミーティングが本日夜ホワイトボックス社会議室で行われました。 (1)全国から男性不妊治療の技術を学びた…

ホワイトボックス社の本日の会議のテーマ「生きるということ」

人はなぜ生きるのかを考えます。けさのホワイトボックス社営業会議で、その議論になりました。生まれるから生きる。そして生きることは、社会に何かを残すことである。 社会に何かを残すために、人は生きる。 社会に付加価値をどのようなかたちで提供するの…

医療法人社団椿寿堂 舘内記念診療所

今日は阿部先生の話です。 ドクタートレジャーボックスの「素敵な人のお話」に掲載される阿部先生についての記事の一部をご紹介します。 「地域密着型の診療を行うということのなかで地域住民や患者さんとの間で信頼関係が生まれているエピソードを先生から…

情熱と熱意

情熱はある物事に向かって気持ちが燃え立つこと、そして熱意は物事に対する意気込み。熱心な気持ちというように辞書には記載されています。情熱は、対象が明確であり、熱意は姿勢であるという思いがあります。情熱<熱意といった趣でしょうか。いずれにして…

ホワイトボックス社の抱負(2)

今日は仕事で東京事務所に来ています。電車のなかで読んだ本によい信念をもて、というくだりがありました。信念は自らを力づける信念でなければだめで、行動の障害になるような信念はレベルダウンし、プラスの信念をもてという話でした。 ここで言っているこ…

ホワイトボックス社の抱負(1)

みなさん。2010年です。 今年のホワイトボックス社は、昨年準備してきたことをベースに、医療マーケットへのサポートが行える新しい企画をたくさん提供します。わくわくして今年を迎えました。 いままで蓄積してきたナレッジを含め、それらをすべて整理…