よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

医師が組織マネジメントを学習すれば鬼に金棒

医師は組織マネジメントを学ぶべきです。 医師は医療のリーダー 何かを習得する能力に長けている からです。 マネジメントを修得した医師が医療機関の運営を行えば鬼に金棒です。そもそも医療は労働集約的知的産業であり、明確な戦略立案、職員に役割を与え…

診診連携から生まれる価値

診療所は、外来医療を中心として通院で治療できる疾患か、入院治療や専門治療を必要とする病気かを判断する役割をもっています。また診療所は、地域住民の身近にあって、初期の治療(プライマリーケア)だけではなく、地域健康管理や予防医療においても機能…

勢いをつける

勢い(盛んな意気、元気)は、どのようなときにも必要です。勢いがあればどのようなことにも積極的に取り組んでいけるし乗り越えることができるからです。 勢いをつけるためには心からの情熱が必要です。もちろんん、切羽詰まった時に懸命に頑張るといった状…

リーダーで職員は変わる

人がやる気になるのは、なぜなのか。とても難しい問題です。全ての人がやる気になることができる方法があれば、誰もが感動し採用する事でしょう。ご承知のように動機付け理論や、動機の喚起に対する考え方は沢山あります。ここでは、それらを列挙して検証す…

クリティカルパスの使命を再度確認しよう

医療における業務改革のツール、クリティカルパスについて説明します。一般企業でも仕事の標準化により工程管理を行なう事例は多数見受けられます。なのでパスの考え方を理解することには意味があります。 1980年代に米国の看護師カレンザンダーによって、工…

変わるための5つの手順

時代が猛スピードで変化している今、人も変わり続けなくてはなりません。現状を維持することは後退を意味するからです。 人が変わり成果を挙げるためには、以下の段階を経ることが通常です。 変わらなければならないことに気付く いつまでに変わるかを定める…

小さな創意と工夫による進歩

人が社会で生きていくためにはルールを守る必要があります。ルールは、 秩序を守るため、 公平公正性を担保するため、あるいは 何かを円滑に進めていくため など、さまざまな理由により、人の手により定められたものです。 決められたルールに沿って、迷いな…

挑戦する未来

日々の仕事や趣味、家庭や社会での役割を果たすため、人は意識するかしないかに関わらず、またそのことの大小によらず、常に何かに取り組んでいます。それは他律的なことも自律的なこともあります。何もせずただ生きるのはとても難しいですよね。 仕事でいえ…

時間外管理について

知的労働集約的産業である医療においては生産性を上げることができなければ、より高い成果をあげることができません。いっぱいいっぱいの体制で医療を進めているのであれば、現状をより生産性の高いもととしていかなければ新しいことができないのは明白です…

仕事をやりきり花を咲かせよう

仕事にはやらなければならないことと、やりたいことがあります。やりたいこと=やらなければならないことと意識することもありますが、ここではやらなければならないことは、自分の思いに関わらず「仕事としてやらざるを得ないこと」と定義します。 やりたい…

やらなければならないことと、やりたいこと

気の乗らないことであっても、必要に応じてやらなければならないことがあります。 「人の時間は限られているので、仕事は取捨選択しろ。いわんや気の乗らないことはやる必要はない。できませんと断るのは容易であり、言われたことをすべて引き受けない。その…

タイムマネジメントの本質

以前タイムマネジメントのレクチャーを行いました。 高い生産性を以て仕事を進めるために、 時間を軸として 自分と 他人との関係をつくりだす 仕事を円滑に行い 余裕をつくり付加価値業務に時間を割く ことがタイムマネジメントを行う目的です。 組織の仕事…

タイムマネジメントの前提について

働き方改革が行われるなか、タイムマネジメントがはやりです。時間をコントロールするための仕組みづくりや個人の能力向上により生産性をあげることで、同じ仕事を短い時間で、あるいは同じ時間でより付加価値の高い仕事を行うことを目指します。 なので、タ…

現場で成果を挙げるマネジメントISM(イズム)

このブログでよく話題になる不動産・建設会社、ホテル経営を行う会社の社長と本日ミーティングをしたときの出来事です。 社長は、建設現場で(土を掘削したり運ぶなどして地形を整える基礎的な作業を行う)土工の6名の社員に、(ねじ切りからの)配管工事や…

経験曲線の捉え方

累積生産量が増加するほど効率よくその仕事ができるようになり、結果としてコストが下がることをモデル化したのがボストンコンサルティンググループ(BCG)の経験曲線理論(エクスペリエンス・カーブ)です。 同じ作業を繰り返すことにより経験を積みノウハ…

自立を促進する ISM(Independence Stage Management)

企業と社員にとっての自立について検討してきました。支配や助力を受けずに自立し企業とフラットな相互関係をつくる力のある社員を数多く生み出し、社員間、社外間の連携を誘導することで企業はどのような環境においても成長し続けることができます。 社員に…

社員は自立して飛翔する

社員の側からの自立を考えます。 我々は、個人の成功は「何をもって成功と言うのか」というテーマに長い間向かい合ってきました。 個人の成功は地位でも名誉でも、財産でもなく自己実現であり、まずは主観的な達成感を得ることであると考えています。客観的…

自立が連携を生み成果を挙げる

自立と連携を考えます。自立した社員が企業価値を高め、厳しい環境に勝ち続けるためには連携が必要です。 ここで連携とは、「相互に連絡をとりながら協力して仕事を行うこと」をいいます。自立した社員が、企業の進む方向と自分のやりたいことのベクトルを合…

自立する社員が企業価値を高める

企業からの支配や助力を受けず(自立)に企業とフラットな相互関係をつくる力のある社員を数多く生み出すマネジメントが必要です。数回に分けて社員の自立を促すマネジメントについて考えます。 そもそも、組織はなぜ存在するのでしょうか。「組織とは、目的…

連携はブランディングとともに

他の医療機関との連携による増患を行うために、病院で多職種による連携プロジェクトを組成運用したことが何回もあります。一番始めの案件の話です。 CTの共同利用による連携、とりわけ地域でニーズのあった歯科の治療に必要な撮影を行っていた病院でしたが、…

職員への期待と権限について

先日ある規模の大きな診療所のトップが、「職員がやるべきことをしない」と嘆かれていました。しかしお聴きしてみると、ご自身のやりたいことを整理し経営方針として提示することや具体的な目標設定なしに、日々のルーチン業務のなかで職員に期待をしている…

悠久をつくる台本に生きる

人生とは何か、普遍的なテーマでありながら、一生解答が得られないまま終焉を迎えるのだろうと最近よく考えます。 地球が宇宙のなかに浮遊し、適度な太陽の光を以って恵まれた環境がつくられ、人類が奇跡的に生まれ、文明が発達し科学が進化し人の寿命が延び…

その日に向かって生き抜くこと

かなり前のことですが、「象の背中」という映画を観ました。役所広司と今井美樹が夫婦役で共演です。 余命6か月を宣告された役所広司が、180日をどう生きるのかという映画でした。象のように死を覚悟したとき、誰にもみつからないように死に場所にいくので…

静寂と輝きと

カーテンを勢いよく開け、ホテルの窓から外をみると、そこには静かに佇む町並みと、それほど遠くではない場所に時折キラキラ小さな光を放つ静かな海が横たわっていました。 冬の季節、町の色はどちらかというと灰色で、北国の外れにあるこの地の気候がとても…

インドネシア・ジャカルタの病院視察

ジャカルタには何度か訪問しています。最近ではクライアントの病院の関連施設がインドネシアから看護師の資格を持つ介護実習生を6名受入れ、人口減少が急速に進む現地で希望の星として勤務するなど、インドネシアは身近な存在です。 今年も6名の採用が決ま…

実感のない世界

10年前に、自分が世の中の変化についていけていないことについて記事を書きました。経済成長できない日本はいま失われた30年に向かい合っています。キャッシュレス転換で先進国に遅れ、EV化で欧米や中国の後塵を拝し、社会インフラを変えるようなユニコーン…

ミャンマー・ヤンゴンの病院視察

利益がなければ医療の継続は行えません。どのように優れていると自負したとしても、利益が出ない医療は継続できないのです。 自治体病院であれば税金でその損失を補てんすることができると考えているでしょう。しかし、それは地方財政の疲弊とともに儚い夢と…

業務改善の3つの役割

業務改善とは、現状業務をより好ましい、望ましいものへ改めること及びそのための創意工夫の取組みをいいます。業務を見直し、現状の業務をよりうまく、より早く、より合理的に(安く)できる業務に変えていくことです。それは社員一人ひとりが本来は業務と…

成長の道しるべとなる職務基準

先日、病院で看護部長と職務基準についてミーティングしました。 職務基準とは、部署毎の職務分担一覧表で、 ひとくくりにした仕事とその内容を明らかにして、 困難度や等級に応じて区分し、 個人がどこまでそれらができればよいのかの組織の期待 を明らかに…

最強のスタッフマネジメント

最近、コロナがひと段落したこともあり、講演会やウェビナーを含め、リアルにおいても医療機関の理事長や院長と話す機会が増えました。そこで、多くの診療所にスタッフマネジメントへのニーズがあることが分かりました。 様々な業種の企業幹部からも、社員の…