これをやらなければという思いを強くもち、精緻であろうとなかろうと思いが計画化されて行動につながるときには、あーもうこんなに時間が経ったのかという気持ちになりますが、合目的的な生き方をしていないと時間のながれを早く感じないことに気付きます。 …
コンサルティングを行っていると、クライアントのスタッフからリーダーの思いや考え方が理解できないことや、組織の進む方向と自分のやりたいことにギャップがあると、よく相談を受けます。 スタッフとリーダーとの間に溝があるのです。ここで「溝」とは仕事…
組織の経営資源はいうまでもなく、ヒト、時間、情報、カネ、モノですが、このなかで客観性があるのは時間とカネだけです。 もちろん優れたヒトについても評価基準はあるし、情報にも客観性がないとはいえず、モノも購入品は機能や価格にも客観性はありそうで…
財務諸表は組織の期末における財政状態、一年間の経営成績、キャッシュ・フローの状況を利害関係者に報告するための書類をいいます。なので、あくまでも損益計算書と貸借対照表、キャシュフロー計算書は報告のための道具であることが分かります。 組織運営上…
最近、さまざまな業種業態のリーダーから、社員や職員を思うようにマネジメントできない。業績が上がらない。何かよい方法はないかと相談があります。その背景には彼らをまとめられない、何をしているのか分からない。どのように指導していけばよいのか分か…
人は、自分がこうありたいと願い、やらなければならないことや、やりたいことをするために生きています。 そこには常に「できること」と「できないこと」があり、どこかで折り合いをつけながらも、何とかやりたいことができるように生きたいと思う生き物だと…
先ほどソファーに座り、携帯を使おうと思い回りを見渡しましたが、携帯は見つかりませんでした。ここで使っていたのにと背中を廻してみても携帯はありません。よいしょと立ち上がり振り返ってみるとソファーの隙間に埋まる携帯の端が見えたので安心しました…
以前、東京交響楽団の演奏会で、田園を聞きました。ベートーベンの闘争的性格に終止符を打った交響曲であるといわれています。田園はとても有名な曲なので、その旋律は誰でも聴いた事があると思います。 パンフレットを見て第一楽章から第五楽章までのストー…
組織や人は自分だけで存在しているわけではありません。言うまでもなく関わりのある他者との関係性のなかで何かを行い何かを得ています。自分や相手のことをよく理解した上で、他者となんらかの関わりをつくり、積極的に何かを生み出すことが有益です。 とこ…
どこかに行く時にジグザグに進むことがよいのか直進するのがよいのかと聞かれれば、毎日アプリで最短のルートを検索している身としては、後者であると即答します。いうまでもなく乗り換えが少なく短時間で到着するのは便利で合理的だからです。 しかし、仕事…
医療では、患者を心から慈しみ、彼らが安心して医療サービスを受けられるよう笑顔、挨拶、礼節、すなわち接遇は不可欠です。 しかし「接遇とは患者のニーズに応えること」をいうのであり、いくらよい笑顔をしても適切ではない医療を提供するのであれば、目的…
医療機関は金融機関との取引を避けられません。 いま日本が置かれている現状を鑑みると、金融機関との関係づくりがより重要度を増してくる時代になりました。 医療機関は金融機関と密接な関係をつくり、常になんらかの形で彼らの力を借り組織運営を行ってい…
最近、診療所の開業や承継がブームです。 診療所繁栄の基本は集患です。患者がどれだけ来院してくれるのかに全てが依存しています。パーパスを明確に打ち出すなかで来院を促す戦略を明確にするとともに、スタッフの質を高め、多くの新規患者やリピーター患者…
「CT空いています」 先日ある病院の健診センター前で見かけたこの表示は今までにないとても斬新なものです。「心配であればいつでも撮影するので来てね」という医療側の思いを利用者に伝えるものだからです。 病院は従来待つ医療を行ってきました。「患者が…
最近、組織マネジメントとりわけガバナンスのためのフレームワークについて院長に説明する機会が増えました。懸命に組織運営しているもののガバナンスがうまくできていないために組織のポテンシャルを引き出せていないことがよくあるからです。BSCはガバナン…
2005年に書いた記事を記載します。稚拙な内容、文章ですがいくつもの病院の現場に出て支援をし始めていた18年前の記事を見るのも考え深いものがあります。 「病院におけるリスクマネジメントが盛んです。でも本当にリスクマネジメントができているかどうかに…
私たちの生活には医療を欠かすことはできません。 コロナ渦になり医療がより身近に感じられるようになったのはこの数年ですが、メタボリックシンドロームがきっかけになり、国民が健康に目を向けるようになったと考えています。 内臓脂肪が過剰に蓄積され、…
主観とは、人が対象について認識・評価などを行う意識の働きをいいます。客観とは、自分の立場から認識や評価などを行うのではなく、第三者としてこれを行うことをいいます。客観には、データ、公平、公正、事実などといった事柄がかならず付随しています。…
事業を行うときには、要約して言えば、事業計画を立案して資金を調達し、建物を賃借し若しくは保有し、人を雇用し給与を支払います。業種に応じた生産や仕入れ活動を行い、サービスを提供したり商品を販売します。生産や仕入には原価が発生します。職種に合…
以前から説明しているように、ISM(Independence Stage Management)は、組織の人、企業であれば社員の自立の状況を4つのステージに区分し、それぞれのステージにいる社員に適切なマネジメントを行い、できるだけ多くの社員に自立を促す考え方です。 組織へ…
目的を達成し易くするために人が組織をつくります。業種や仕事の内容にもよりますが、事業を始めた人が仕事を進めるとき、自分一人で目的や目標を達成することが難しいとき、その都度に必要と思われるスキルをもつ人を確保します。 当初からの必要があり、メ…
人の生理的な営みは、意識しなくても自然の摂理のなかで行われます。お腹がすけば何かを食べたくなるし、喉が渇けば水を飲みたくなります。飲食をすれば排せつをし夜が訪れば眠くなる、といった具合です。 ただ、人は意識的に行動しなければ食事を摂ることや…
なぜ私たちは組織マネジメントを学ばなければならないのか、その意味を考えてみました。 経営学、経済学は組織マネジメントに大きく影響を与えます。なので多くのトップマネジメントやミドルマネジメント、場合によればスタッフが組織マネジメントを学習して…
コンサルティング先のアパレル会社の社長と上海の企画会社を訪問したのち、衣服の仕入れ先の一つである香港の九龍(カオルーン)の 深水埗(シャムスイポー)を訪れました。東京でいえば御徒町のような小売店が無数に並んでいました。多くのトラックや台車が…
組織マネジメントを行うときには、組織と社員の関係づくりや、社員がどうすれば情熱をもち仕事に取り組みできるのか、といった視点を欠かすことはできません。 社員が自立し自らの仕事に対し主体性をもち行動することで、彼等の挙げる成果は大きく異なります…
世界や日本経済がどのような状況にあろうとも、また自分がどのような環境に立っていようと、人は自らの行動を変えることを止めてはいけません。どのような生活や趣味でも、仕事や事業でも考え方は全て同じです。自分が触れるものを常により良く変え続けてい…
当たり前ですが、人には個人差はあるものの誰にも寿命があり最期があることを意識して生きてきたつもりでした。しかし、振り返るとそれはかなり感覚的だったのではないかと反省しています。 本来から言えば、働いている自分が、 1.どのように仕事から離れ、 …
人生が残り少なくなってくるとどうしても自分の生き方や過去を反芻する機会が増えます。わき目もふらず自分の力を過信し結果として自分のことだけを考え前に進んでいたことがあったことを思いだします。 飛行機で移動ができない可能性が高くなってしまったい…
私は蠍座座の生まれです。北京で日中友好病院を始め幾つかの病院や介護施設を視察していたときに書いたこんな記事が出てきました。あれからあっという間に時間が経ちました。早いものですね。 医療機関や介護施設の視察の後、繁華街王府井(おうふせい)の中…
人が成長するときにどのようなプロセスを経るのかについて考えます。ここでの成長はいうまでもなく、人が物理的に育って大きくなることではなく、「思い描いた事柄を会得したり身に着けること」言っています。 長年お付き合いしている周りの人々が、何かに自…