自分の才能は限定的です。才能は「生まれつきの能力や、それによって物事を平均以上にこなせる素質(いわゆる得意分野)」をいいます。 その客観的評価法にはここでは言及しませんが、ある者が自分の意思で何かの仕事を始めたとき、自分の得意分野だけで物事…
日本の医学部教育には医療マネジメント(経営・管理)に関する体系的な講座がほとんど用意されておらず、医師がリーダーシップやマネジメントを担う場面に対応しきれていないのが現状です。しかし、医療の質向上・効率化・持続可能性を目指すうえで、医師が…
私たちは何かを行うときに何らかの決定(意思決定)をしなければなりません。意思決定を行うときにはいくつかの代替案を持つ必要があります。代替案とは「目標達成のために取ることができる他の選択肢や方法」をいいます。 意思決定の質は「どれだけ良い選択…
今回は比較を考えます。経営学では「比較」が盛んに行われています。馴染みのあるものは以下のものです。 競合他社との「比較優位」を持つことで持続的に利益を上げるポーターの「競争戦略」 業界内外の「ベスト・プラクティス」と自社の現状を比較して改善…
さまざまな組織からの依頼で人事考課制度導入を行うケースが増加してきています。以下は最近の医療機関のレクチャーで使った資料です。 「人の評価は賞与の評価と人事考課に区分できます。人事考課は、 情意考課 能力考課 業績考課 日常活動 勤怠管理 に区分…
計画性とは、目標を達成するために、事前に必要な手順やスケジュールを立て、着実に実行する能力をいいます。計画性があるとないときでは目標達成の質や速度が異なることを誰もが理解しています。つまり、計画性があることのほうが、ないときより物事をうま…
思いやりは人を思いやるという場面で使われます。しかし、もう少し敷衍化して自分が接するもの全てに思いやりを持つことが本質であると考えています。思いやりは他人の気持ちを理解し、その人の立場や状況に配慮する心のことをいいますが、本質を捉えると、…
ノウハウという言葉を語るときにナレッジマネジメントを考えます。 頭に浮かぶのは野中郁次郎のSECIモデルです。SECIモデルは、個人が持つ知識や経験を集約して組織全体にノウハウを共有した上で、新たな知識を生み出すためのフレームワークをいいます。 暗…
生きるうえで誠実さはとても大事です。誠実さとは、嘘や偽りがなく、心から物事に取り組む姿勢を指します。 真面目さや相手の立場にたつことや、思いやりなど、さらに多くの意味があると考えています。 組織であれば、組織の目標を達成するため自分の私利私…
創造力とは、新しい何かをつくる力ということですね。新しい何か、は世の中にないものという定義を満たしていれば、どのようなモノでも(サービスでもシステムでも)よいと理解しています。 ここで世の中というのは社会であり、社会に貢献できるかどうかでは…
どのような業種でも組織マネジメントが必要です。マネジメントというととても大きな概念ですが、組織マネジメントの基本は皆同じです。組織目的を達成するために経営層は、どのように組織を運営していくのかを常に考え行動します。 組織におけるマネジメント…
報連相という言葉を聞いたことのない社会人はいないと思います。報告、連絡、相談の頭文字をとっています。業務を円滑に行い効率化することが報連相を行う目的です。報連相をすることで、人や組織内の意思疎通がとれ業務効率が上がると言われています。 しか…
意欲がないと、そこから何も進まないことを痛切に感じます。もちろん、意欲がなくてもどうしてもやらなければならないことがあり、行動せざるを得ないことはありますが、自分にとってはかなりの負担になります。 自分のもつ最高の力を常に発揮し続けることは…
ある組織のトップから、「石井さん、今の上司に評価されたくない、という意見が何人かからありました。なのでうちで目標管理を行うのは難しいと思います」といわれ、目標管理制度の導入をやっとのことで行っていたのに、運用の継続を泣く泣く諦めたことがあ…
これをやらなければという思いを強くもち、精緻であろうとなかろうと思いが計画化されて行動につながるときには、あーもうこんなに時間が経ったのかという気持ちになりますが、合目的的な生き方をしていないと時間のながれを早く感じないことに気付きます。 …
コンサルティングを行っていると、クライアントのスタッフからリーダーの思いや考え方が理解できないことや、組織の進む方向と自分のやりたいことにギャップがあると、よく相談を受けます。 スタッフとリーダーとの間に溝があるのです。ここで「溝」とは仕事…
組織の経営資源はいうまでもなく、ヒト、時間、情報、カネ、モノですが、このなかで客観性があるのは時間とカネだけです。 もちろん優れたヒトについても評価基準はあるし、情報にも客観性がないとはいえず、モノも購入品は機能や価格にも客観性はありそうで…
財務諸表は組織の期末における財政状態、一年間の経営成績、キャッシュ・フローの状況を利害関係者に報告するための書類をいいます。なので、あくまでも損益計算書と貸借対照表、キャシュフロー計算書は報告のための道具であることが分かります。 組織運営上…
最近、さまざまな業種業態のリーダーから、社員や職員を思うようにマネジメントできない。業績が上がらない。何かよい方法はないかと相談があります。その背景には彼らをまとめられない、何をしているのか分からない。どのように指導していけばよいのか分か…
人は、自分がこうありたいと願い、やらなければならないことや、やりたいことをするために生きています。 そこには常に「できること」と「できないこと」があり、どこかで折り合いをつけながらも、何とかやりたいことができるように生きたいと思う生き物だと…
先ほどソファーに座り、携帯を使おうと思い回りを見渡しましたが、携帯は見つかりませんでした。ここで使っていたのにと背中を廻してみても携帯はありません。よいしょと立ち上がり振り返ってみるとソファーの隙間に埋まる携帯の端が見えたので安心しました…
以前、東京交響楽団の演奏会で、田園を聞きました。ベートーベンの闘争的性格に終止符を打った交響曲であるといわれています。田園はとても有名な曲なので、その旋律は誰でも聴いた事があると思います。 パンフレットを見て第一楽章から第五楽章までのストー…
組織や人は自分だけで存在しているわけではありません。言うまでもなく関わりのある他者との関係性のなかで何かを行い何かを得ています。自分や相手のことをよく理解した上で、他者となんらかの関わりをつくり、積極的に何かを生み出すことが有益です。 とこ…
どこかに行く時にジグザグに進むことがよいのか直進するのがよいのかと聞かれれば、毎日アプリで最短のルートを検索している身としては、後者であると即答します。いうまでもなく乗り換えが少なく短時間で到着するのは便利で合理的だからです。 しかし、仕事…
医療では、患者を心から慈しみ、彼らが安心して医療サービスを受けられるよう笑顔、挨拶、礼節、すなわち接遇は不可欠です。 しかし「接遇とは患者のニーズに応えること」をいうのであり、いくらよい笑顔をしても適切ではない医療を提供するのであれば、目的…
医療機関は金融機関との取引を避けられません。 いま日本が置かれている現状を鑑みると、金融機関との関係づくりがより重要度を増してくる時代になりました。 医療機関は金融機関と密接な関係をつくり、常になんらかの形で彼らの力を借り組織運営を行ってい…
最近、診療所の開業や承継がブームです。 診療所繁栄の基本は集患です。患者がどれだけ来院してくれるのかに全てが依存しています。パーパスを明確に打ち出すなかで来院を促す戦略を明確にするとともに、スタッフの質を高め、多くの新規患者やリピーター患者…
「CT空いています」 先日ある病院の健診センター前で見かけたこの表示は今までにないとても斬新なものです。「心配であればいつでも撮影するので来てね」という医療側の思いを利用者に伝えるものだからです。 病院は従来待つ医療を行ってきました。「患者が…
最近、組織マネジメントとりわけガバナンスのためのフレームワークについて院長に説明する機会が増えました。懸命に組織運営しているもののガバナンスがうまくできていないために組織のポテンシャルを引き出せていないことがよくあるからです。BSCはガバナン…
2005年に書いた記事を記載します。稚拙な内容、文章ですがいくつもの病院の現場に出て支援をし始めていた18年前の記事を見るのも考え深いものがあります。 「病院におけるリスクマネジメントが盛んです。でも本当にリスクマネジメントができているかどうかに…