よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

退院支援計画は強制退院のこころ

平均在院日数の短縮といった急性期病院の絶対テーマがあります。とりわけ加算をとるためには17日
や14日といった数字が並びますよね(看護基準によって在院日数が決定するんですね)。

米国では5日をきり、そしてヨーロッパでは10日(国によって違いますよね)をきり、といったことがあり、根拠になているようです。ある厚生労働省の元官僚の方と勉強会を行ったとき、医師の一人が日本はどこをみているのですか、といったときに、上記の話があり「ヨーロッパをみていると思う」とキッパリ。

病院で平均在院日数短縮のための退院支援計画の仕組みづくりのお手伝いをしていますが、結局は包括患者をなくして、ベットの回転をあげなければといった要請が背後にあります。社会的要因(患者さんの事情による退院遅延)をなくすだけではなく、本当に家族とのコミュニケーションをとり、家族関係を理解し、そこで真の退院支援ができるとよいですね。

実際には、SMWさん一人の努力により、施設をさがしたり療養型病院への転院の打診をしたり、今回身内のことで良くわかりました。

めちゃめちゃなんの方針もなく、早く退院してください。もうこの病院にはいれません、との一点張りで
こちら側が療養型でリハビリをしたいと本人がいっていますが先生のご指示は…(なしのつぶて)。でsれば施設でPTがいてリハビリができるところにいけばよいのでしょうか…(なしのつぶて)っていう感じでMSWはよく捜していただきましたが、結局医師は早く退院して欲しいっていうだけでした。看護師さんは機嫌悪く、無愛想になってくるし。

結局、私がお手伝いしている退院支援計画の仕組みは、こんなようにまさか使われていないよな~。こんなふうにならないように仕組みづくりをしなければ、っていうのが本音です。看護師の看護プロセスの見直しによる(質の向上による)実質的な平均在院日数の短縮や、事故の抑止による短縮、パスによる対応、そして医師、看護師、MSWが一体となった家族支援に基づくディスチャージシステム(退院支援)の導入が必要だと、心から思いました。

医療従事者の皆さん、どう思いますか?