本日、中国障害者連合会とのミーティングを行いました。目的は、中国政府の障害者政策についての調査と、親交を深めるためのものです。女性の手(Yu)理事長及び刘(Liu)副理事長からお話を聞きました。
中国では区の最終区分とし、社区という単位があります。今回訪問した西城区には152の社区があり、それらを統括する障害者連合会と会合をもったのでした。昨年に建設されたばかりの建物はとてもきれいで、日本の部材を多く使ったと理事長や福理事長は喜んでいました。
今回、マーケティングを行った中国国際福祉博覧会の主催者の一つである障害者連合の副理事長はビックサイトの展示会を見学しており、今回は中国初めてであり、日本に追いつくよう努力すると説明し、また日本の障害者政策を学習し中国の障害者政策に活かすという話をされるなど、日本を常に意識しながら、活動していることを説明いただきました(社交辞令もあると思います)。
施設を見学し、障害者と接して、仕事を得ることの喜びやコミュニケートすることの嬉しさを身体全体で表現している彼らから政策がうまく機能していることを感じました。しかし、北京市はうまくいったとしても他市や、地方はほんとうに厳しいところもあると聞き、中国の大きさと、それをまとめようとしている中国の政治の難しさと試みのすごさを実感しました。障害者政策としても日本のように企業に障害者を採用しないときのペナルティが決定されるなど、話を聞いていて本当に日本と近いところがたくさんあることに気がつきました。
何れにしても強い志と使命感が行動の基本となっており、どこの国でも、当たり前ですが、本当に地域や国民の幸せを純粋に考えている人々がいる、ということにまた感動してしまいました(続く)。
「ドクタートレジャーボックス同時掲載記事」