障害者連合会での話を再度説明します。
社区は、総世帯数3000をベースとして、1万人を想定した組織単位です。この単位に対し、障害者連合では5~6名のメンバーで委員会をつくり、政策がうまく機能しているのかを管理します。連合会の収益は大半が国からの補助金です。もともと、中国の有名な政治家のご子息によりつくられた連合会であり、西城区連合会30名のメンバーのうち11名が国家公務員として働いています。こまかい運転資金や収支も聞きました。
なお、中国の人件費は昔思っていたものとは大きく異なります。
一昨日訪問した北京大学の看護師さんの給料は1000元(15000円)~1500元(22500円)ではあるものの、ボーナスを入れると、3~4万円になるということではありますが、保険の負担も大きく、しかし、物価は安くもなく(くりの一袋が10元=150円。むきぐりの袋入りは日本でも100円で買えるる時代です)、結局きっと生活は大変だろうなという気がします。
何れにしても結構潤沢な資金のもと、設備や施設の投資、そして障害者へのサービス提供のレベルはここに限っていえばすごく恵まれていると感じました。
本当に楽しそうに仕事をしている障害者が、来場者に、自分達が編んでくれたミサンガを腕にしてもらったときには、少し感動しました。
作業を懸命にしているスタッフをみて、日本はどうなっているのか、政策や現場の対応について何も知らない自分がいると思いました(続く)。
「ドクタートレジャーボックス同時掲載記事」