よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

#専門職

夏祭りと思い出

真っ青な空の下、うだるような蒸し暑さのなかに、セミの声聞いたり、木陰で微風を感じるとき夏を感じます。ときどきの夕立が空気を洗い流してくれることもあり、この季節は、心爽やかに通り過ぎていきます。そんな夏の思い出は格別で、春や秋、冬の思い出も…

今と未来をみる

雲海が波打ちながら、境界線の曖昧な青空に吸い込まれるように果てしなく広がっています。これが現実であるのか。この世のものとは思えない不思議な光景です。自然の雄大さや威厳に心を打たれます。 しかし、今見ている景色は宇宙の広さを思い、銀河系のなか…

整然と雑然

整然とした金融街である中環(セントラル)と雑然とした商業のエリアである尖沙咀(チムサツイ)にはどちらにも活気があります。 ロンドンのシティの一部を切り取ったような金融関係のビルが林立さるセントラルや隣の金鐘(アドミラルティ)の一部には外国人…

飛翔そして飛躍

毎日のように医療の現場にいると、常に病院の盛衰に行きあたります。伸びる病院と伸びない病院。そして膝を折る病院と立ち上がる病院。そうした病院の戦略や行動へのサポートを行うことが弊社の役割の一つであることはいうまでもありません。業績をあげるた…

強くなるために

あれもやりたい、これもやりたいと思います。しかし、実際にはあれもできていない、これもできていないという現状です。いま、大切なことは強みをみつけ、徹底的にそれを伸ばすこと。 足元を固める必要があります。 まずは、自分のなかでの強み(主観的強み)…

その日に向かって生き抜くこと

以前、「像の背中」という映画を観ました。役所広司と今井美樹が夫婦役で共演です。 余命6か月を宣告された役所広司が、180日をどう生きるのかという映画でした。象のように死を覚悟したとき、誰にもみつからないように死に場所にいくのではなく、皆にかか…

イノベーターの4つの条件

「イノベーションの作法」という本を読んでいます。ナレッジマネジメントの野中郁次郎と勝見明が著者です。この本は、過去の常識にとらわれずブレークスルーを行いイノベーションをした事例をいくつもあげて、その背景に流れるものを整理し体系化しています…

病院改革の考え方

体系的な病院マネジメントの必要性が理解されてきました。 それは病院の医師やスタッフを懸命に働かせるためにあるのではありません。病院マネジメントは、 地域のマーケティングを行う、 病院のSWOT分析を行い、どこに進めばよいのかについて強みを伸ばす方…

愛をもって生きること

10年以上前にシアタークリエで、「異人たちとの夏」という舞台を見ました。演出家は、「幼い頃死別したはずの、父母とそっくりな夫婦と出会う。そして、彼らとの交流の中に、無償の愛を発見していく。同時に、新しく現れた年下の恋人との間にも、深い愛情が…

組織一丸となって

病院の経営は、マネジメントサイドが行う、という思考ではなく、前提として一人ひとりの医師の思いとのすり合わせ、あるいは議論が必要だと思います。従来からマネジメントサイドが病院の戦略を決め、枠組みを設定し、そのなかで医療を推進するという手法が…

医師と病院マネジメント

私には尊敬する医師が数多くいますが、そのなかの一人と話をしたときに、マネジメントが話題になりました。 ある医師は、ながく院長経験をもち、成果をあげようと努力をするプロセスにおいて、自然と病院マネジメントはどうあるべきかを考え行動して、もとも…

収益は単価×患者数だが、患者数が大切

非営利組織(「非営利」は出た利益を分配しないという意味)であっても組織継続のために、病院は利益を出さなければなりません。利益=収益―費用です。 費用の管理は適切に行なう(別途説明します)としても、収益がなければ利益を得ることはできません。 病…

やる気にさせる要因と、やる気を削ぐ要因

組織運営の基本は言うまでもなく人であり、人のやる気により成果が大きく影響を受けます。 事業成功のためには、人がビジョンや戦略に共鳴し、仕事に対し強い思いや信念をもち、チーム内においてそれぞれの得意とする分野で力を発揮し、組織目標を達成する仕…

接遇は、思いと技術、そして生き方の発露である

医療では、患者を心から慈しみ、彼らが安心して医療サービスを受けられるよう笑顔、挨拶、礼節、すなわち接遇は不可欠です。 しかし「接遇とは患者のニーズに応えること」をいうのであり、いくらよい笑顔をしても適切ではない医療を提供するのであれば、目的…

可視化は何のために行うのか

# よく可視化、見える化が必要だといわれます。見えなければ変えられないからです。 しかし、世の中には可視化をしただけで満足をしてしまうケースが山のようにあります。可視化したものが必要十分であるかも分らずに、また、どう使うのかも決めず、ただ可…

四位一体の改善を行うために

病院は従来と同じ経営のやり方を続けるだけでは、医療を維持できない時代になりました。医療機関は常に進化し続けなければなりません。医療環境は、医療制度や経済情勢、人口動態や地域住民の動向により常に変化しているからです。 増患や単価アップ、医療の…

業務改善提案制度の活用

改善のアイデアを出し、具体的に計画し、行動する必要がある 従来多くの医療機関で改善提案制度が導入されてきました。それらには次の問題点があります。 ①ただ改善しろと言われても目的が不明瞭=目的(Objective) ②どのように改善してよいのかわからない…

期末日現在の財政状態から理解するもの

法人の決算書には、貸借対照表と損益計算書があります。貸借対照表は、(決算)期末日現在における財政状態を表します。また損益計算書は一年間の経営成績を表わします。 ここで、財政状態とは、資産と負債、資本の状況をいいます。 資産=負債+資本であり…

成功のための枠組みつくりました

人は誰でもうまくやりたいと思って行動しています。やりたいことややらなければならないことがあるからです。どのようにすれば、うまくやれるのか、満足できるのか、そして達成感を得ることができるのかを考えることが大切です。 まずは、何をしたいのか、し…

厳しい現実を目の当たりにして考えること

30年の改定により、うまく成果を挙げている病院とそうではない病院があります。前者は、国が求める政策を取り入れ、人員を集め、行なうべきことを行っている病院です。後者は、ルール通りにしようとしてもできていない病院です。その差はどこにあるのかは…

これからの時代を生き抜くために

組織がこれからを生き抜くためには2つのことを実践しなければなりません。 一つは組織の軸を確立するということです。 病院理念を明らかにして、ヴィジョンを設定し、マーケティングやSWOT分析を行い、戦略を立案したうえで事業計画を立てることがなければ…

病院経営を継続するために

30年度の一般会計の歳入予算のうち税収が58兆円、残りは公債の発行で98兆円としています。歳出は、社会保障費や地方交付金、そして文教、公共工事、防衛その他の予算そして公債の償還等でもちろん98兆円です。 税収58兆円のうち、社会保障費33兆…

住宅型有料老人ホームの効用

住宅型有料老人ホームをいくつかみています。マーケットや金額、なによりも介護、看護、医療提供体制がどのようになっているのかが集客のポイントです。そもそも病院から住宅をみると、在宅復帰先ではありますが、別の意味からはサブアキュートの患者の集合…

責任と権限

組織は人により構成されます。組織は役割により、管理者、監督者、一般の職員に分類されます。病院であれば、理事長、院長や副院長、事務長や看護部長、診療支援部長といった者が管理者に該当します。その下位に師長や課長などの中間管理職(監督職)があり…

医療のアウトバウンドへの道

多くの医師が海外で働いています。 ボランティアで身をとして頑張っている医師や看護師、そしてボランティアではないとしても現地の日本人や、現地の医療を護るために海外に出向いている方々もいます。中国や韓国のみならず、バンコクグループのサムティベー…

医療の可視化で成果を挙げる

今日のセミナーの内容です。 我々の訪問した北京ではDRGが導入され、病院管理局が病院改革の指導に入っている。また視察したタイ、ミャンマー、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガボール、ブルネイのASEAN各国では、民間病院管理会社とファンド、…

管理者会議での話(要約)

昨日病院で行った管理者会議での話 高齢者が増加して、医療や介護には有利という考え方もある一方、施設間の競争が激しく、医師もスタッフも不足するなか、普通のことをしているのでは成果をあげられない。 医療介護の質を高めるとともに、それをどのように…

組織の盛衰は人に依存

全ての組織が発展するかどうかは全て人に依存します。リーダーは言うに及ばす、各部署に人材がいるかどうかで目的が果たせるかどうかが決まるのです。 ビジョン達成のための戦略を立て、各人が、役割を規律と責任をもって果たし、協調しながら積極的に行動で…

マニュアルの効用

最近、マニュアル作成の要請が多くあります。以下の考えが重要です。 マニュアルを病院運営の柱に据えることが必要です。マニュアルというと、硬直的なイメージ、例えばマニュアル通りにしか仕事ができない職員をつくってしまうといったことが頭に浮かぶと思…

私のマーシーレベルは無限大

私のマーシレベルは無限大という本を書きました。以前から、どのようにすれが自分が変われるのかちうテーマで考えてきたことの一つの方法として、相手が自分をどう思うのか、また自分は相手をどう思って仕事をしているのかを観察したことがあります。そのと…