アメリカのエンロンやワールドコム事件に端を発しSOX法が制定されました。日本でも多くの事件が起こり、コンプライアンスが問われているなか、金融商品取引法下において同様の対応が行われることになったのです。いわゆるJ-SOX法がそれです。
上場会社は、子会社等をも含め、リスクマトリックスを作成しながら、問題点を発見し業務マニュアルを整備していくことになります。
医療においても病院機能評価において病院の統制を行おうとしています。しかし、例えばマニュアルなど、本来あるべきものへの指導が行われていません。パスのアセスメント資料として、とか、リスクマネジメントの対策を必ず記載し予防に役立たせるとか、職務基準への展開を行って教育に使う、とか、いったことなく、また改定を求めていないということがあります。
確かにサーベイヤーの方も、これはきっかけであると話されていますが、病院機能評価をとっている病院に多くの内部的な問題点があることも事実です。さらにJ-SOXを参考にしながら、病院においても
広い意味のコンプライアンスを担保することにより、業務の効率性や有効性を確保することが必要であると考えています。
病院のマネジメントを担う人達も、J-SOXの求めている本質を学習することで、多くの学びがあると思います。本屋さんにいくと本が山積みになっていますから…。
他業界のベンチマークを行いながらマネジメントを修得して欲しいと思います。
「ドクタートレジャーボックス同時掲載記事」