一般企業向けの資料からご参考までに内部統制の資料を提供します。一般の企業のことを知っておくことも必要なことであると考えます。
1.はじめに
2008年から施行されるJ-SOXに対し、そろそろ一定の理解と計画的な作業を行う必要があ ります。もともと内部統制制度の整備は、以前からお話しているように、
①業務の有効性と効率性
②法令順守
③財務の信頼性
④資産の保全
といった意味をもっており、形式的なものではありません。会社としてどこまで手を入れていくのか について決定し計画を立案、少しでも作業を進めていかなければならないのではないでしょうか。
以下、内部統制制度のフローを確認するとともに、各項目を検討し貴社により課題を抽出することが適当です。
2.内容
以下については、以前からお伝えしていることではありますが、再度確認します。内部統制制度の 整備及び運用は一般的に次のかたちで実施されます。必要であれば、下記について一つひとつレクチ ャーを繰り返しながら作業を進めていくことも可能です。
(1)求められている内部統制制度の理解
①商法・金融商品取引法の解釈
②財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準案(平成17年12月8日企業会計審議会内部統制 部会)の解釈
(2)実施基準の検討
①内部統制の基本的枠組み
②財務報告に係る内部統制の評価及び報告
③財務報告に係る内部統制の監査
(3)個々の内容の理解
(4)業務プロセスの洗い出し
(5)業務プロセスの決定
(6)業務プロセスの文章化
①業務記述書の作成
②フローチャートの作成
③リスクコントロールマトリクス
(7)IT化の検討
(8)教育制度整備及び運用
(9)提案制度導入
(10)整備及び運用
①取締役会による監督
②取締役による整備・運用
③監査役、監査委員会による評価
④従業員による整備・運用
⑤内部監査人による評価
(11)内部統制報告書の作成
①整備及び運用に関する事項
②評価の範囲、評価時点及び評価手順
③評価結果
(12)外部監査による評価
①財務諸表監査一体実施
②内部統制監査報告書の提出
3.まとめ
なんどか話題にしてきた内部統制制度でしたが、できる範囲で必要と考える範囲で作業を計画づける必要があります。念頭においている課題があるのであれば、課題を山積にしたえで、当社にご相談いただくことが可能です。
「ドクタートレジャーボックス同時掲載記事」