季節が冬で、日本経済も冬といったつかいふるされたシーンの話ではありません。
冬の季節がなぜあるのかという思いがあります。
四季があるということは、365日のときのながれに
色をつけ、空や、海や、花や、日差しや、音や、空気や、人の気持や、食べ物や、着物や、行動や、行事や、そして鼓動や夢や愛や…すべてのものに変化があるということです。
ずっと同じ季節のなかで生きるよりも、何倍も美しく、晴れやかで、そしてもの悲しく、暗く、そして楽しく時間を過ごすことができます。
いまは静寂のとき…、思考の時間、次にスタートをきるまでの哲学の時間である気がしました。
冬の山陰の海、深く、厳しく、耐えて、険しく何かを考えるように私に語りかけているようでした…。