よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

今日の出来事

空からみる自分の存在

人生が残り少なくなってくるとどうしても自分の生き方や過去を反芻する機会が増えます。わき目もふらず自分の力を過信し結果として自分のことだけを考え前に進んでいたことがあったことを思いだします。 飛行機で移動ができない可能性が高くなってしまったい…

生命体へのエネルギー供給源

朝陽に出会うとなぜ心が安らぐのだろうと、ときどき考えます。その程度は季節によるとしても、ガラス越しでもそうでもなくても陽を浴びると、焚き火に手をかざすときのように暖かさを感じます。 その暖かみがただちに心に伝わり落ち着きを感じるのでしょう。…

田園に身を置いて

以前、東京交響楽団の演奏会で、田園を聞きました。ベートーベンの闘争的性格に終止符を打った交響曲であるといわれています。田園はとても有名な曲なので、その旋律は誰でも聴いた事があると思います。 パンフレットを見て第一楽章から第五楽章までのストー…

病院マネジメントの超基本

医療機関におけるマネジメントの超基本は、業務フローの明確化・標準化と、その適切な運用につきます。縦割り組織で成り立つ病院であったとしても、見通しのきく診療所であってもそれは同じです。組織では、いくつもの業務フローが重なりあいながら、目的を…

緊張と弛緩のリズム

日本には四季があり、季節季節にそれぞれの場面があります。人々は季節の移り変わりに合わせて気持ちを切り変え行動を変化させながら生活しています。季節の変わる毎に少なくとも2回~4回は食事や衣類を替えています。ときには考え方すら変えて私たちの生活…

愛をもって生きること

随分前にシアタークリエで、「異人たちとの夏」という舞台を見ました。演出家は「幼い頃死別したはずの、父母とそっくりな夫婦と出会う。そして、彼らとの交流の中に、無償の愛を発見していく。同時に、新しく現れた年下の恋人との間にも、深い愛情が芽生え…

思いと信念が成功の条件

人は、誰でもうまくやりたいと思って行動しています。やりたいことや、やらなければならないことがあるからです。どのようにすれば、うまくやれるのか、満足できるのか、そして達成感を得ることができるのかを考えることが大切です。 まずは、何をしたいのか…

医師が組織マネジメントを学習すれば鬼に金棒

医師は組織マネジメントを学ぶべきです。 医師は医療のリーダー 何かを習得する能力に長けている からです。 マネジメントを修得した医師が医療機関の運営を行えば鬼に金棒です。そもそも医療は労働集約的知的産業であり、明確な戦略立案、職員に役割を与え…

リーダーで職員は変わる

人がやる気になるのは、なぜなのか。とても難しい問題です。全ての人がやる気になることができる方法があれば、誰もが感動し採用する事でしょう。ご承知のように動機付け理論や、動機の喚起に対する考え方は沢山あります。ここでは、それらを列挙して検証す…

クリティカルパスの使命を再度確認しよう

医療における業務改革のツール、クリティカルパスについて説明します。一般企業でも仕事の標準化により工程管理を行なう事例は多数見受けられます。なのでパスの考え方を理解することには意味があります。 1980年代に米国の看護師カレンザンダーによって、工…

悠久をつくる台本に生きる

人生とは何か、普遍的なテーマでありながら、一生解答が得られないまま終焉を迎えるのだろうと最近よく考えます。 地球が宇宙のなかに浮遊し、適度な太陽の光を以って恵まれた環境がつくられ、人類が奇跡的に生まれ、文明が発達し科学が進化し人の寿命が延び…

静寂と輝きと

カーテンを勢いよく開け、ホテルの窓から外をみると、そこには静かに佇む町並みと、それほど遠くではない場所に時折キラキラ小さな光を放つ静かな海が横たわっていました。 冬の季節、町の色はどちらかというと灰色で、北国の外れにあるこの地の気候がとても…

実感のない世界

10年前に、自分が世の中の変化についていけていないことについて記事を書きました。経済成長できない日本はいま失われた30年に向かい合っています。キャッシュレス転換で先進国に遅れ、EV化で欧米や中国の後塵を拝し、社会インフラを変えるようなユニコーン…

成長の道しるべとなる職務基準

先日、病院で看護部長と職務基準についてミーティングしました。 職務基準とは、部署毎の職務分担一覧表で、 ひとくくりにした仕事とその内容を明らかにして、 困難度や等級に応じて区分し、 個人がどこまでそれらができればよいのかの組織の期待 を明らかに…

カンボジア・プノンペンの病院視察

我々が、中国(北京、上海)、韓国、香港など東アジア、そしてオーストラリアでの視察を経て、ASEAN10ヶ国の病院や介護施設を調査してきたのはいつもお話ししています。なかでも気になる国カンボジア。 カンボジアではやっと2018年に健康保険が機能し始め、…

軽んじてはいけないマニュアルの効用

先日、セミナーを行いました。マニュアルがいかに大切であるのかについての説明を行いましたが、マニュアルに関するチェックシートがあることを思いだしました。 チェックシートを使い、マニュアルの作成及び運営の状況について自社の現状を調査してみる必要…

職務基準は組織の憲法

多くの病院を訪問しますが、意外と職務基準がありません。況んやクライアントの企業においておやです。 職務基準は職員の到達すべき能力レベルを一定の基準に従い示した規程です。憲法のようなものだと考えています。それがない組織は、個々のスタッフの能力…

医師とスタッフによる噂づくり

診療所経営の大切なポイントは、患者から評価される医師のパーソナリティと、スタッフの気持ち良さであることは誰もが承知しています。この二つの要素が地域で評価され来院した患者がリピートするかしないか、新患が増えるかどうかが決定されます。同時に地…

ホーチミンでの蹉跌

コロナによりASEANや東アジアでの活動がストップしています。足掛け5年をかけてパートナーとともにホーチミン1区に出資した小児クリニックも、ホーチミン市ロックダウン(封鎖)のなか倒産しました。 しかし、まだ夢は諦めていません。今回の蹉跌から学び日…

医療の未来

少子高齢化、人口減少の元、社会保障費が抑制されたり働き手が少なくなる、さらに景気悪化による可処分所得低迷、欧米各国の景気拡大によるコストプッシュインフレによる患者減など、医療の未来は決して明るくはありません。明るい未来をつくるために、 今あ…

ラオス・ビエンチャンの病院視察

コロナにより我々の海外での全ての活動が止まりましたたぶん2〜3年は難しいかもしれませんがコロナが終息し、早期に海外との交流ができるようになれば良いと思っています。以下は5年前の記事です。 「ある時期まで私が歩んだ道は、海外で活動するためにあっ…

リーダーの情熱が枯渇すると組織は衰退する

言わずものがなですが、組織は人で構成されています。なので、組織がうまく機能するためにはさまざまな分野の自立した社員が、それぞれの得意分野における技術技能を組織に提供し、相互の連携をもって成果をあげていくことが必要です。 組織の進む方向を決め…

組織変革4つの領域とは

組織における変革は、 個人 部署 部署間 組織 の4の領域で行われる必要があります。 一つ目は、個人で行える業務改革。自分が行動を変たりやり方を変えればできる改革です。どちらかというと業務改善といった感じでしょうか。自分の仕事の姿勢や態度、技術…

経営方針の明示と受容行動

目標をもつことで組織は成果を挙げられます。目標のない組織はありえません。 組織目標は、経営方針やそれを基礎として立案された事業計画、そして事業計画達成のためのアクションプランにより設定されます。 簡単に言えば、マーケティングを行いSWOT分析等…

大好きなカフェとレストラン

香港にはリパスルペイという場所があります。九龍と向き合う香港島の裏側です。定宿のある尖沙咀(チムサーチョイ)からMTRで行くか、少し歩き船乗り場からフェリーを使い中環(セントラル)へ。 そこからタクシーで20分程度走るか、交易廣場三期 (Three Ex…

成果を挙げる3つの行動様式

エレベーターとエスカレーターを観察すると、二つにはいくつかの違いがあることに気付きます。 エレベーターは目的の場所を決め、一気に駆け上がれますが、エスカレーターは環境を眺めながら、どこでも下りたり乗ったりと柔軟に対応できます。 速度はエスカ…

支え合い(Support each other=SEO)

誰もいなくなった街で一人で生活するストーリーの映画を観たことがあります。 もちろん、映画なので、実際にはどこかに人々は隠れていたり、住んでいたりして、最終的には一人ではなくハッピーエンドで終わるのですが、私も朝早く電車に乗るため駅にくると、…

人が創り出す美しさ

日本にはどこにでも山があり川があり、木々が無秩序に又は整然と生え草花が群生しています。自然の創り出す造形美には目を見張るものがあります。自然は美しいですね。 人はその景色をみて心を動かします。それは、遺伝子レベルで身体すべてが受ける感動とい…

イノベーターの4つの条件

「イノベーションの作法」という本を読んでいます。ナレッジマネジメントの野中郁次郎と勝見明が著者です。この本は、過去の常識にとらわれずブレークスルーを行いイノベーションをした事例をいくつもあげて、その背景に流れるものを整理し体系化しています…

厳しい現実を目の当たりにして考えること

30年の改定により、うまく成果を挙げている病院とそうではない病院があります。前者は、国が求める政策を取り入れ、人員を集め、行なうべきことを行っている病院です。後者は、ルール通りにしようとしてもできていない病院です。その差はどこにあるのかは…