当社がマーケティングアドバイザリー契約をしている東京ニューシティ管弦楽団の定期演奏会がありました。
内藤彰先生の演奏前のお話があり、ビブラートを利かせない当時の奏法での音楽を聞くポイントについて理解をしたあと、オーケストラの方の懸命な(結構、シベリウスはそんな感じの曲でした)演奏のすばらしさに1000人近くの聴衆は拍手喝采をしていました。
また、当日は川畠成道さんがソリストとしてバイオリンを弾きました。ジャンシベリウスのヴァイオリン協奏曲を演奏されましたが、とても迫力があり、アンコールにてソロで引いたときは、東京芸術劇場の大ホールがたったひとつの小さなバイオリンの音色に制圧され、圧倒されていて、こんなに小さな楽器がここまで迫力をもって音楽を伝えられるのかと感動しました。
後に、東京ニューシティの打ち上げにもご招待いただき、楽団員や事務の方、そして川畠さんとお話をさせていただきました。そしてまたまたびっくりしました。
そのときに弾いた曲は、一年に1回弾くか弾かないかの曲で、めったに練習しない曲だということでした。それをあんな感じで、カラダいっぱいを使って、どうどうとオーケストラと協演することができるということに、さすがプロださらに感じ入った次第です。
いや学生のころにきちっと弾きましたからと話されましたが、実際のところ、随分前のことであると思います。プロとなるすごさ、また難しさをすごく考えさせられました。
演奏が終わって、ホールから出て、降りてきたエレベータを見上げると、それはながい道がありました。自分の道はまだまだ究められない、というかずっと遠くに納得できる領域があるように思えました。
ただ、目標をもって日々研鑽すれば、自分が納得できるところにいきつけるのか…。行き着けなくとも、きっと上り続けるんだろうという気持になりました。
プロとよばれる人々の努力を聞くと、自分が前にでていかなければならないことにいつも気がつかされます。
またまた元気をもらった一夜でした。