【先週までのあらすじ】
『Sと出会った私は、だましだまし、Sが操縦する装甲車に乗って、時間までに基地に着こうとする。しかし、そこにはさまざまな障害がある。私とSは、それらをクリヤーし、やっとのことで基地の入口まで辿りつく。時間までに到着することができた私に待っているものは…。いかに無駄が多い人生なのか…。私はいやというほど思い知らされる出来事が、そこで勃発する…』
私は、叫びました…。「飛行機とめて下さいぃぃぃぃぃ~」。
すると、カウンターの美人の担当者はやさしい笑顔で、「石井さま、いつもご利用ありがとうござます(私のマイルは40万マイル)」で、妙に落ち着いています。私は変だな~と思いました。
こんなときには、「お客様、お急ぎ下さい、もう飛行機はまさにタラップを取り外そうとしているらむ」とかいったりするのが一般的だからです。えぇぇっ、もしかして輸送機はもう飛び立っちゃったの~ぅ!
「のーぉ、飛行機の到着遅れで出発はあと30分後ですから~ぁ、ぎり~ぃ」みたいな。「は~ぁ、それって命までかけてSさんをも巻き込み、装甲車で戦ってきたのに…」
私の体から一気に力が抜けてしまったのでした。そして私は真っ白になり、灰となって…(なわけないです)。
いずれにしても、旭川基地攻略作戦と銘打った(っていまはじめて決めたでありますが)、この戦いも一人の犠牲者も出さずに、無事終了することができました。はっ。
千歳空港は午後から未曾有(みぞうゆう=byあっそう)の大雪により、ANAもJALも何もかも全便欠航、けだらけになっているのに、旭川ではこうして紆余曲折はあったものの、東京に帰還する道路が爆破されずに残っていることは、まさに私たちの平和に対する思いを具現化する出来事であったと本官は思うのであります。はっ。
と、一人で遊んでいる間に、あと15分で着陸である、配置につけ~ぇ、という通知が美人の上官からありましたので、持場に戻るであります。ありがとうございました(敬礼ぃ)