よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

人間と付き合うということ

 人の心はとてもセンシティブである。良心をもつひとは多い。というか大半だろう。

 何かの拍子に、誤解が誤解を生み、見栄やプライドが頭をもたげ、全人格を支配し、付き合いをやめてしまう人もいる。しかし、よく考えてみると原因は自分にあることが少なくとも半分はある。

 すべて他人のせいではない。他人に問題があるとしても、常に、なぜそうなのか。どうしてそうなのか。どうすればそうなるのかについてよく考える必要がある。

 そうすれば、多くの場合納得する結果を得ることができるし、自分に全的な責任がないとしても、行動を変えて相手が間違えないように誘導ことは可能だ。これは相手の立場に立つことかもしれない。

 自分を客観視すること。自分の行動を俯瞰すること。これができれば、良心さえ持ち続ける自分が維持できているかぎり、正しい方向に自分を誘導することができる。他者との関係を良好にすることができる。

 他者から学び成長することができるし相互に助け合うこともできると思う。
 ①相手の立場に立つ
 ②自分を客観視
 ③自分の行動を俯瞰
 ④良心をもち続ける
 ⑤相手から学び成長しようと思う
 ⑥相互に助け合う

 人と付き合うときには、人と仕事をするときには、この6つのポイントを思考や行動に織り込んでいくことが大切ではないか。と、いまさらながらに、思う。