よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

よい病院(8)医師の治療法

主治医から最良の医療を引き出す方法(抗がん剤ヘルプデスク) http://ac-drugs-blog.try-2-live-4-u.com
を見て感じました。

結局のところ、医師も人間です。さまざまな思いがあって診断を下します。

どこに軸足を置くのか。自分のキャリアを積みたいのか、患者さんにカンサバティブな治療を進めることで安心するのか、あるいは根拠は積みあがっていないけれども、最高の治療をすることで患者さんを助けたいというのか、あるいは選択は患者さんですようといって患者さんの治療の自己決定権を守るのか…。

経験、知識、知恵、プライド、慈悲心、意欲、保身、情熱、コミュニケーション等々さまざまな要素が影響することになると考えます。

誰が正しく、誰が正しくないということについては、結局患者さんやご家族の気持ちのなかで決定されることを考えるとやはり一番大切なのはコミュニケーションなんですね。きっと。

記事にあるコミュニケーションだって、結局はお互いに真摯でなければ成立しないと思いますが、自分の考え方をそのときの自分の気持ちを交え、話合えば必ず真実に近い治療法が見つかると私は信じています。

なお、私がお会いしている、すごいな~って誰からも思われている医師は、共通点があります。目がきらきらしていて、とても積極的に、かつ一生懸命相手の立場にたって何かを解決しようとしているとことです。

そんな医師と出会い、自分も熟考し参加しながら納得できる治療を受けられれば幸せではないかと思います。