よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

よい病院(9)事務長~

S事務長はとても前向きな事務長です。
今日は朝8時からミーティングでしたが、目標管理について真剣に議論しました。

経営方針→部門方針→ブレイクダウンシート→個人目標シートといったながれで目標が個人別に設定されますが、なかなかうまくいっていない部門が多くありました。

課題をもって仕事をするということは、日々の仕事を充実させます。
課題を解決する行動をとるなかで、本人は成長できます。
計画通りに行動し、結果を出すことができれば、達成感や満足感を得ることができます。仕事の成果に満足できるのか、達成感を持てる人と持ってない人では人生が大きく異なります。

あ~よかった、計画的にやれることはすべてやりきったといった気持ちをもつ安心感や、それがあるからこそ次に再度チャレンジしようという前向きな気持ちが醸成されます。

上司は部下に成功体験をもたせようと、よく言われますが、部下に達成感や満足感を得られるよう支援したか、それが上司に問われているわけです。課題を発見→解決策の検討→スケジュール化→実行→実行支援→達成→満足感、達成感→課題を発見…そしてワンサイクルが終わり、次の課題解決からはじまるながれに入ります。

次回幹部のヒヤリングとトップのミーティングの日程をいれていただきました。

多くのスタッフが自らの仕事における課題を把握し、受容し自ら解決しようとしている、組織が達成支援を行なう、といった仕組みが必要となります。