よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

みなさんお久しぶりです

 いや~お久しぶりです。2月の後半から3月は仕事から手が放せず、また本を書いていたりしたものですから、ブログにくることができませんでした。
 本当にご無沙汰しています。
 病院環境は、その間に大きく変化し、ある意味大変なことになっています。実際にいろいろな病院にお伺いしていて、ひしひしとその危機感が伝わってくるようになりました。以前から比べると話の内容もとても、結構重めなものとなってきています。
 経営改革をしなければ残れないという考え方が医療制度改正の中心にあります。したがって、どうしてもいまのやり方、いまの方法、いまのスキルに対し、これではいけないという思いが病院トップマネジメントにあり、私たちへのご依頼につながっているのであると思います。
 
 「ブランドな病院の時代」というのが今回書いた本です。国際医療福祉大学教授の高橋泰先生に対談をしていただいたり、帯の文章、中にもちょっと書いていただきました。発売は6月初旬ですが、いま勝ち残っていく病院は、どうしてもブランドな病院にならなければならないというコンセプトでマネジメントを総括しています。弊社の業務用ソフトをつくっていただいているスキルインフォメーションの杉本さんが共著になっています。ソフトの観点から医療制度改正について触れています。

 患者さんがあつまる病院は、ブランドがある。ブランドがある病院は必ずよいマネジメントがある、ということは皆さんも実感できるはずです。教科書ではなく、実務においてもっとも合理的でかつ質の高い高密度な活動を急性期病院は行なうことを求められています。
いろいろなことを考えるチャンスではないかと思っていますが、いかがでしょうか。

 スタッフが活き活き働ける病院、医師が自らの力を100%出せる病院に、どうすればなれるのかについて皆で考えましょう。