よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

プロフェッショナルな目標管理

 今日は福島の病院だったんだよ。今日のレクチャー資料を特別みせちゃうからね。

1.はじめに
人が課題をもって行動するよう支援する制度が目標管理制度です。プロフェッショナルな世界では、他律的、受動的に動くことしかできないことはプロとして生きていけないことを意味しています。自立的、能動的に課題を決めて行動する。こうしたきっかけとして目標管理制度を利用することが適当です。

2.検討
したがって、今回は、少なくとも
①目標管理制度を自分のための課題づくりの制度であると理解している
②取り組みができていなければ、なぜ取り組みができていなかったのかを確認する
③どうすれば取り組みができるかを検討する
ということをチェックしたうえで、
④実施したとすれば実際はどうであったのか
というなかで、評価をしなければなりません。
評価は前回提供したシートを利用することになります。

評価を行い、どこに解らないことがあるのか、どうすればうまく対応できるのかを検討することになります。
 
3.まとめ
あまり複雑に考える必要はありません。今回は、基本的な部分をはずさず評価をしてみることが大切です。解らないことはどんどん質問していただき、評価に慣れていくことが必要です。評価に慣れるなかでレベルをあげていくことがスタートであると考えます。
   
ということでした。
目標管理のための目標管理ではなく、プロがプロらしく成長していくためのきっかけづくりが目標管理制度であると考えているのです。