よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

大阪の時間

 今、ホテルのチェックインをしたのち思い出してまた会社に戻っています。今日は東京で午前中仕事してから福岡、そしていま大阪の事務所にいます。

 先ほどS社のお客様2名との会議終わり、食事をしたあと戻りました。明日はK病院での仕事とS社主催の講演会で1日終わります。夜はS銀行の方と病院に関するMTGありますが、1日中大阪です。大阪支社のスタッフは今日は山形でデューデリです。東京からのスタッフも含め5名のスタッフが病院買収の監査をしています。で、私はここにいて、またまた一人でブログです。
 
 というか、来週は仙台の病院買収、再来週は大阪の病院買収のためのデューデリがあります。11月中旬は九州の病院、そして東京の病院と際限がありません。いったい日本の医療はどのようになるのでしょうか?最近講演会でも話をしますが、急性期、慢性期、診療所、介護といった独自の仕事ではなく、垣根なくすべての医療機関介護施設や居宅支援事業者がすべて協力して経営資源を最大活用していくことが必要である時代に入りました。

 でなければ個々が成り立たない、そんな状況です。国の考え方もよくわかりますし、病院がいままでマネジメントに対し力を入れてこなかったこともよく理解しています。しかし、到達点まで一足飛びに行ける病院がどれだけあるのでしょうか?

 多くの病院は方法が判らず、淘汰される道へ突き進んでいます。組織論、リーダーシップ論、マーケティング、SP、人事管理、原価管理、財務管理、キャッシュフローマネジメント、さまざまなマネジメントの領域を学際的に踏破する必要はありません。

 しかし、少なくとも今どのような課題があり、どうしていけばよいのかについて思考し、具体的な行動を起こすことができない病院があまりにも多い。強いリーダーがでてこなければなりません。ワンマンではなく、独裁者ではなく、職員の力を活かし、成果をあげることができるトップマネジメントが正しい行動を取る。それができれば間違いなく病院は覚醒します。

 出でよリーダーとしてのリーダー、と願わざるを得ません。私たちも微力ではありますが、できるだけのことはさせていただくつもりです。