よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

クリティカルパスについて(1)超簡単な説明ですけどⅠ

やっと出張から帰ってきました。ふ~。久しぶりに書きます。

いつもパス委員会を立ち上げて、委員会で一番はじめにする説明を超割愛してみました。個々の部分については議論があることもありますので、間違っていたら教えて下さい。

簡単にいって、治療の工程表であるクリティカルパスを作成し、運用することにょって、医療従事者側も患者さん側も治療を円滑に進めることができます。

医療従事者側はチームとして先を見通しながら、同じ情報をもった活動が行なえますし、患者さん側は、入院期間中、どのような治療が行なわれるのかを俯瞰することができます。

勿論、そうは言っても機能が異なるため医療従事者用のパスと、患者さん用のパスがあり、まったく同一のパスを利用するわけではありません。

一般的に言って、はじめてパスを導入するところは、
1.疾患数が多い
2.入院期間がながい
3.治療フローが複雑
といったものがまずはじめに作成の対象とされりことが多いようです。

カルテとレセプトからパスのフォームに落としていきますが、大変ですよね。この過程で、カルテに書いてあるのに、請求していないじゃ~ん、といった発見がたまにあります(続く)。

(「医療と健全経営」からの一部転載)