よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

DPC時代をどうクリヤーするのか(2)

 今日は、ある病院関係者とのミーティングがありました。病院の会話です。
「残る40万床に残るためにはDPCを採用することが必須です。
DPCは、いうまでもなく病院全体の業務改革を伴う改革ツールです。
単なる請求のための方式でも、出来高に代わる請求方式だけでもありません。業務改革なのです」

「業務改革は、間違いなく原価計算とパラレルに実施され、原価要素別に問題点を発見していくなかで採用されなければ、間違いなく病院業績は悪化、または破綻します。DPCを採用するということは限りない質の向上と生産性の向上という二律背反すると考えられてきた課題に果敢に挑戦することであるということを病院全体が身にしみて判らなければならないのです」

この病院は日常的に業務改革を進めていて、週刊誌にもとりあげられている病院です。

「ドクタートレジャーボックス記載記事」