S病院はDPCを採用するために部門別損益計算を実施。さらに疾病別原価計算に進む方向にながれをつくりあげていくことになりました。疾病別原価計算はタイムスタディーが命ですが、以外と皆が協力すればできるものです。
パスを中心として、パスに記載されない役務提供事項を徹底的に抽出するとともに、それらについてタイムスタディーをすることが必要です。
タイムスタディーを数ヶ月かけて中心的疾患について実施することによって、原価標準をつくりあげ、原価企画することが必要です。原価標準から計算された標準原価と実際原価との差額分析を行うことで業務改善の視点を発見します。
差額分析の結果、時間差異、賃率差異を算出し、業務見直しをするととともに他の原価要素についても、価格差異、数量差異、稼働率差異、能率差異といった差異により他の課題を発見します。
「ドクタートレジャーボックス掲載記事」