よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

晴れやかな気持になる毎日のために

 昨日から大阪です。今日は山口にいきますが、昨日ですが妙に雨がありませんでした(ちなみに今日は雨です…)。一昨日は日本海にいましたが、夕刻大雨で、こりゃ大変だっていう感じでしたが、場所により大きく気候は変わりますね。昨日は陽が差したりしていましたし。

 でも、台風が近づいていることは知っています。一端東京に帰り金土も大阪奈良ですが、天気予報によると丁度その日に台風が紀伊半島にいたりして、結構やばいと思っています。今の医療環境や介護の状況もこんな感じではっきりしません。

 でも、必ず雨はあがり晴れやかな季節が訪れるように、この状態も変わって欲しいものです。ただ、季節は自然に移り変わり、毎年同じように動いていますが、今回の改革ははじめて経験する、そして最後の改革であると理解をしています。

 ただ通りすぎるのをまっていれば問題が解決するというわけにはいきません。冬は必ず春となる、という何かを耐えるときの、そして我々を勇気付けてくれる話はありますが、医療介護業界にこの意味は通じません。自らの革新をもってこの時代を乗越えないかぎり、春はないのです。

 すべての医療従事者や介護に携わる人々が工夫をし創造的な活動をしていかないかぎり、そして懸命に戦っていかない限り、この環境からは抜け出すことができません。先日ある病院のDPC勉強会をしているとき近くの大学附属病院の医事からこられたYさんが「DPCを乗越えるためにこの3年間、医師は懸命に頑張りました。

 私たちも死ぬほど頑張ったんです」と叫んでいました(そんな感じでした)。その大学附属病院は、DPCの導入時はぼろぼろの状態であったものがいまでは全国でも上のほうの業績になっているそうです。何かを変えるためにはやはり自律的に動く、他律的な行動からの脱却を行わなければなりません。言われたことだけをやる。言われたこともやらない。

 そんな悲しい仕事をしていたのでは今の自分を変えることができません。常に能動的な革新を続けていく必要があるのです。毎日の戦いのなかで、負けることが多い自分の戒めでもあります。晴れやかな気持になれる毎日を送っていけるよう頑張りましょう。