よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

人事考課の体系(1)人事考課表だよ~

今、クライアントからオフィースに帰ってきました。

そこではいま人事管理体系をつくっています。
人事考課は、業績評価+意欲評価+能力評価といった情意考課と、日常活動+勤怠管理から成り立っていると考えています。業績評価は賞与×2回の結果を利用します。意欲評価+能力評価は人事考課表を利用して確認します。

使命感をもって仕事をしているか
患者様第一で仕事をしているか
病院の理念を説明することができるか
明るい性格か
一生懸命に仕事をするという姿勢をもっているか
人の意見を聞く素直な性格か
やらなければならない仕事はすべて実行しているか
やらなくてもよい仕事を行っていないか
行動が機敏かつ迅速か
積極的に物事に取り組んでいるか
自ら進んで皆が嫌がる仕事をしているか
先をみた積極的な行動を心がけているか
仕事は正確であるか
指示は正確であるか
行動は正確であるか
任された仕事は責任をもって遂行しているか
成果があがるまで仕事をしているか
部門や自分の目標を達成できるよう努力しているか
常に工夫をして仕事をしているか
常に新しい仕事を開発しているか
仕事の改善活動をしているか
って、いつもつかっている考課表の半分ちかく載せてみました。

なお、これらは一般職、監督職、管理職によって、それぞれの項目の重みがあり、同じ評点でも、
資格によって結果が異なります。
ちなみに、「使命感をもって仕事をしているか」の項目は、一般職3、監督職1、管理職1の重みづけです。一般職は5点が記載されると5×3=15点の点数がもらえますが、監督職は5×1=5点しかもらえないんですよ。監督職になれば使命感をもっていて当たり前なので、評価されません。
っていうわけで、自己評価、仲間評価、上司評価又は部下評価の360度評価が行われます。

いかがですか…。皆さんが使っているものと同じでしょうか?