よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

丸の内のイルミネーション

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 丸の内に用事があり、出かけたときの写真がでてきました。とても綺麗なので、残しておいたものです。
 この写真には多くの人が写り、もうあたりは暗くなっていますが、まだ夕方から夜に時間が移る狭間の空間で、仲の良い友人や恋人、家族の方々、そして仕事帰りの人達が、夕食の話や、有楽町、銀座での買い物の話題、あるいは自宅に家路を急ぐなかで、いろいろな思いを持ちながらみなで動いているのでしょう。

 ふと、自分のことを考えます。

 人は最後には一人でこの世界から旅たちます。誰のせいにもできず、自分の人生は自分でしか責任をとれない。政治や経済、もっといえば会社や上司、部下、そしてあげくのはてに顧客のせいにして仕事が成功しない理由をつける。生活そのものや家庭の問題も、社会を批判的にみるなかで、同じように自分の埒外(らちがい)に置くということを繰り返していると、結局はいつも不満足であり、いつも納得できず、人生を送るはめになります。

 自分の問題や他人の問題についても、すべて自分から派生しているものだとの認識をもてる人は、問題に対し、主体的に関与することができます。他者の問題ではなく、自分の問題だからです。これが他者の問題であれば、そもそも解決のためのスタートを切ることができません。手がつけられない領域にある前提でいいわけをしているからです。

 たくさんの人がいるけれども最後は自分ひとりしかいないという思いに立つことは、ある意味とてもつらく、寂しい面もあります。

 しかし、責任をとるということはそういうことだと納得しています。自らが自立したうえで、他者とかかわり、主体的に関与していくことができれば、彼らとの関係は有効となり、主体者が望むことに対して理解も得られるでしょう。お互いがすべての問題は自分からという思いで他者と接するこができれば、他者の立場に立って行動もできるからです。

 互いにそうした関係をもつことができる者が協力し、共通の目標に対して行動する。それがよい関係をつくることができるといつも考えています。仕事においては自然にそんな人とめぐりあい、尊重し合い、思いやりながら、しかしお互いの仕事における目的を的確にとらえながら、双方がメリットを得るかたちで仕事ができるようになってきた気がします。

 より精進し、力をつけることしか、成果をあげることはできないと心に決め、来年も頑張って行きたいと思います。いつも我々とともに闘っている多くの方々に感謝します。本当にありがとうございます。
 
 当り前のことですが、その場にいてそんなことを考えていたことを、写真をみて思いだしました。