少し大袈裟なタイトルですが、芸術から得る何かというのはいつも自分を見つめなおさせたり、勇気づけてくれます。
絵の前で、じっと、その時の気持を楽しんだり作者を考えるときや、ミュージカルやクラッシックを聴くときにいつもそう感じます。
映画ですが、最近はニコラスケイジのナショナルトレジャー1をTVでみて、ナショナルトレジャー2リンカーンン暗殺者の日記という映画をみました。
ディズニーの映画は、いつも思想や思いが伝わってくる気がして、とても楽しくみることができます。今回の映画は、一族の名誉やプライド、そして夢のために、謎解きをしていく主人公たちの姿が描かれていますが、サスペンスのなかで、現実とありえなそうな状況を、ありがちなものとして錯覚させるストーリーに、少し感動したりしてみていました。
最後に悪者と設定されている者が名誉のために死を選ぶところで、主人公に俺の名前は歴史に残るよな、と何度も確認しながら死んでいくところは、空しい気持ちが残りましたが、結局こうなるだろうという落ちどころがあり、安心して観れる作品でした。
今日は、ルイスと未来泥棒を観ました。
捨て子の自分が過去を知りたくて発明に没頭する少年ルイスが未来にいって、失敗をけなさない優しさ、友達の大切さ、人から愛されることを知ることなど、本当に楽しく、そして心温まる映画でした。
夢を現実にするのは人である。夢をみることができればそれは実現できるのです(ウォルトディズニー)という思想そのもののストーリーで、予想できない展開があり、とても楽しめる、そして自分に置き換えてみて、明日への力をもらえる映画でした。
あなたに大切なことは今を精いっぱい生きること、過去を振り返らず前に進もうというディズニーの投げかける言葉がテロップでながれましたが、映画を通じて、世界中の人々に私が感じたと同じ気持ちを与えることができているのであれば、本当にすばらしいことだと思いました。
人を感動させる、勇気付けることは、創造的で、優しく、慈愛に満ちていて、そして力強い。それは強い執着と努力から成り立つといつも思います。エンディングロールでこれでもかというほど多くの人につくられているんだと改めて感動しましたし、自分も再度、医療介護業界で、この映画が教えてくれた気持ちを、自分なりのかたちにしていきたい、とまた思いました。