先日、結婚披露宴に招待を受け、異国の町に行きました。日常とかけ離れた場所でした。多くの人は、毎日の連続の外に自分を置くために、さまざまな場所に出かけます。
新しい何かに触れることで、日々過ごしていくことを納得しようとするのか、日々を新鮮に感じようとしているのか、あるいは何も考えずに、結果として日常にメリハリをつけることができているのか。
どちらにしても、普段と違う場所に行くのは、意識するとしないとに係らず刺激になるのだと思います。
いろいろな人と出会うことは、新しい空間に身を置くのと同じくらい刺激のあることです。
ご紹介をいただき、ジャンルの異なるさまざまな人とお会いすることは、とても楽しく新鮮な気持になります。ただ、誰でもよいというわけではなく、何かをもっている、何かをしてきた、何かをめざしている人は素敵だと思います。努力して、何かを成し遂げようとしている姿は人として美しく、心を動かされます。
そして、自分も頑張ろうと勇気をもらうのです。
自分なりに精一杯生きている人は、どんな人でも何かを与えてくれます。その人の空気が大きな衝撃となって自分にぶつかる人もいれば、肌に触れるだけの人もいる。そしてじっくりと観察しなければわからないような空気の人もいて、とても楽しい。できるだけ、そうした人を数多く感じるためには、自分も同じテーブルに座る必要があるのだと、最近考えます。
多くの人に出会うことができる幸せを噛み締めて、前に進む力としていきたいと思うのです。
(写真:ディズニーシー)