先日のことです。蝉が暑い日差しのなかで、シャンシャン鳴いていたのは…。それから2週間がたち、
蝉がいなくなるとほぼ同じ時期に、もう秋の虫が鳴き始めました。
りーんりーんと、引きしまった(リーン[lean]な…てへ)虫の音が銀座でも聞くことができます。耳を澄ますと、本当に秋の気配を感じます。駅の近くの植栽から聞こえてくるようで足をとめてみましたが、まさにこの(写真の)植え込みから聞こえてきていました。
もうビールを飲む人もすくなくなり、まだ早い時間にも関わらず、いつもは黒山の人だかりになっている、屋台の飲み屋さん(といっても店の外にテーブルがある店)が、とてもさみしく哀愁が漂っているようでした。
交差点の人通りも心なしか少なく、もう夏の饗宴は終わり、冬に向けて身を引き締めながら生きている人々が足早に通りすぎていくのがわかります。
選挙が終わり、新しい日本に期待しつつも、結局は自分たちが変わらなければならないと思いなおし、
日々できるかぎりのことをしていこうと多くの人は考えているとおもいます。
いずれにしても、街が静かに季節を変えていこうとしていることに触れ、街が生きていることを感じることができます。季節が変わり、時がながれ、そして年をとる。自分たちもほんの少しでもよいので、変わっていることや変化していることが実感できる仕事をしていきたいものだと、思いました…。