銀座の顔は、美しくもあり、また美しくもありません。私が小さい時には、とても近寄ることができない高級な街としておしゃれをして食事をする場所であったような気がします。
今の銀座は、人がたくさん集まる観光地というとことろでしょうか。
夜の裏通りもクラブのネオンが花をさかせますが、人もまばらで、高級車が列をなして主人を待つという光景もめったにみれなくなりました。街自体が風情を変えたのではなく、来る人がイメージを変えているということがありそうです。
古くからある街並みは、全体としては銀座であったとしても、一つ一つの出来事はすでにどこにでもある繁華街といった趣となっています。
四丁目の喫茶店の窓からみてみると、何やら長い列が…。
新製品のビールを無料で配るビール会社のコンパニオンに、われさきに群がる人々の列であることがわかりました。
私も以前別の場所で、無料のコーヒーや清涼飲料のため列の独りとなりましたが、人の集まる場所は格好のマーケティングの場であるとしても、ある意味銀座の街に似合わない光景であるのかもしれないと、独り心配をしたのでした。