よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

歴史を紡ぐ

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 現在の時計塔は二代目で昭和7(1932)年6月に竣工したそうです。4丁目の交差点にオ・ルネッサンス様式と呼ばれている和光があります。

 昭和22(1947)年4月に服部時計店の小売部門の業務を継承して株式会社 和光が設立されて昭和27(1952)年12月に現在の和光本館での営業を開始したとHPで説明しています。

 和光のショーウインドウは、「銀座の顔」として世界的に有名になりました。 銀座の街を見守ってきた和光の時計塔ですが、平成21(2009)年には、経済産業省が日本の産業近代化に大きく貢献した建造物や機械などについて、その保存、活用を目的に認定する「近代化産業遺産」に認定されたそうです。

 銀座4丁目の交差点といえば和光銀座の象徴であるというイメージがあります。歴史のあるものは重みがあります。

 ながいあいだ語り継がれてきた歴史は、次の歴史をつくる存在でもあります。時間に区切りがない以上、いまの瞬間現在だったものが、既に過去になるという連続の空間のなかに私たちは住んでいます。歴史は引き継がれ進化しまたそれが歴史の一行になるという繰り返しで人類は生きてきているのです。

 今日は朝からM氏と会社でミーティングをしていましたが、電子カルテやレセコンを販売しているH社の営業の方、お二人が来社し、診療所のこれからについての話が盛り上がりました。やはり現場で診療所をターゲットに営業されている方々はそれぞれの見識をもち、地域医療を意識しながら、すばらしい結果を残されてきたという思いがあります。

 私たちホワイトボックス社は、どちらかというと病院のコンサルティングがながく、診療所はこの数年間で力を入れ始めたマーケットです。いいろいろな業種の方々が医療マーケット、そして診療所マーケットでお仕事をされていますが、いつお会いしても現場で成果をあげている方々の話はとても面白い話が多く感銘を受けます。

 私は、前述したように、いまの瞬間が過去になるこの時間をどのように有効に使うことができるのか。それをいつも考えていますが、H社の皆さんも休みがほとんどないなかで医療支援の歴史をつくり続けているんだな、という印象をもちました。

 今回気付いたことを糧に、私も後世に引き継げる、悔いのない歴史を紡いでいければいいなと、新たに決意をしたのでした。

 写真は、昨日、HPの打ち合わせの帰り撮った和光と、ディスプレイに飾られていた、バンダイがつくった銀座のジオラマです。ここにもやはり、和光があります。