赤と黒といえばスタンダール。
野心的な青年、ジュリアン・ソレルは、不倫を重ねつつ、自らの欲望のために階級を駆け上がっていく。
しかし、結局は葛藤するはじめの女性に裏切られ、裁判に。最後は本当は皆自分を愛してくれていることを知り自ら死を選ぶ。という悲しい物語。権力と腐敗。
王政復古下における聖職者・貴族階級の姿をあますところなく表していると評される名著。
結局はいつの時代も繰り返される支配階級の腐敗を鋭くついている。
今回の写真は赤と白。ワインのことではありません…。
真っ赤に燃える情熱に裏付けられた、凛として清清した白い国はできないものか。
この写真をみると、ほんの少し爽やかな気持ちになれる。