昨日は、朝から事務所で仕事をしたのちココチケアの定例ミーティングに参加しました。ホワイトボックスが資本参加している介護事業を展開している法人です。医療型高専賃を2つ展開しています。
今回は、馬場社長、近藤先生とココチケアの高専賃は、他の高専賃と何が異なるのかの議論を行いました。
ココチケアは、そのほかにグループホーム5つ、小規模多機能、訪問看護ステーション2つ、訪問介護サービス等を展開する医療法人明正会(近藤理事長)のグループ会社です。
ココチケアの高専賃は、管理人のクオリティーを高めるためシステムや教育を行うことに特徴をもっていますが、それだけではなく、入居者があたかも自宅にいるように生活できるよう、管理人と外部サービスをもって対応するということろに比較優位をもっています。
ココチケアでは、大家と入居者という関係ではなく、個々人の尊重する生活を提案する高専賃の機能提供だけではなく、入居者の生き方を尊重し、実現したいことをサポートするという文化を創造していく機能を付加しています。
具体的には、
(1)あたかも自宅であるかのように気遣いなく生活できる
→施設のように団体生活を強要しない。個人の生活
が尊重される
(2)しかし、高専賃自体が一人の生活を見守ってくれている
→一人ひとりのことを、管理人が一番理解して見守り行動を行うし、他のスタッフにも伝えてくれている
本人が生活しやすい環境は理想の仲間と過ごす時→理想の仲間像の探索
❶家族ではない(したがって過去をすべて知っている
わけでも、家族としてふるまうことまでをも期待されていない→家族は傷つけあい深い関係をつくり
だしている可能性があるが、そうなる必要はない)
❷しかし、「入居者属性の一部」と「その人の要望や人生で実現したいこと」を知っている
❸自分に役割があり、頼られている部分がある
というコンセプトをもっています。ここから先はながくなるので割愛しますが、さまざまな活動が、はでではなく、しかし文化として展開されることになります。
そもそも、初期に介護度が低くでも、いずれ高くなり、そして医療依存度が大きくなる入居者にとって、最後に残るものは高専賃や外部サービス提供者が提供するサービスそのものではなく、その背景に存在するお互いの信頼関係です。一方的な何かをするという気持ちとそれをしてもらうという気持ちではなく、サービスを提供する側も入居者から学び、支えられ、そして生かされているのだということを感じられる関係をつくることこそ、本来の在り方であると考えています。
私たちココチケアでは、それをつくりあげてきたつもりでいます。しかし、きっとそれをつくりあげるためには、もっともっと組織が職員に働きかけ、そして心底からそうした思いをもてるよう誘導していかなければなりません。
教育やシステムが必要な理由です。私たちはそのことを徹底し、そしてどこにもない高専賃と、その周辺における外部サービスの質を高めていくことにチャレンジします。