よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

常に自分を見つめ迅速に行動すること

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今日は、いつも通り午前中から不動産会社のC社に訪問し、会社分割の準備のためのミーティングを行うとともに、グループ会社間取引の契約書整備を行いました。

同社は戸建て住宅では地域で地道ながら質の高い活動をしている会社です。少し遅い昼食を経理担当者と取ったあと、明日訪問する社福の調査レポートを事務所で作成しました。既にスタッフがある程度の調査結果をメールで送付してくれていましたが、報告書の体裁を整え、総括を書く必要があり、誰もいない休日の事務所で先ほどまで仕事をしていました。

内部統制や財務会計についての調査でしたが、スタッフのレポートも満足水準を充たしており
社福としてどのような経営をしていけばよいのかということを吟味しながら、あるべきかたちを志向したレポートを作成したつもりです。

そして、どうしてもファイルを購入する必要があり、二丁目にある伊東屋に行くことにしました。道すがら、今旬の三越デパートをみてみると、思ったよりも込んでいる様子はなく、はやばや落ち着きを取り戻しているという印象です。

 とはいうものの、もう既に歩行者天国が終わる時間となっており、人は心を許せる仲間や恋人、そして家族との食事をする場所に移動をし始めているのだと理解しました。

この街にある各デパートは、それぞれの戦略によりターゲティングをしています。そしてそのための準備を怠りません。松坂屋、三越、松屋、阪急、西武、そして少し業態が異なりますが和光や丸井(有楽町ですが)、さらにDCブランドの専門店が軒を連ね、円高にも関わらず外国人の姿もかなりみかけることができます。

私たちが学ばなければならないことは、彼らのMDです。マーチャンダイジング(販売政策)は小売業の生命線であり、一般企業でいえば戦略、戦術そのものです。新規出店よりも既存店の見直しを行うことが時代であるなか、旗艦店の一つであると思われるこの場所の店をドラスティックに活性化するということは理にかなっています。

売り場面積を拡大し、売り場を変え、特徴をつくり、松屋との違いを鮮明にすることのなかに、強者であるからこそさらに強くなるための仕掛けをする勢いがみてとれます。

消費が落ち込むなかで、評価されることができる組織体は、必ずニーズを捉え、質を上げています。投資を行う、行わないという選択肢はあるものの、常にSWOT分析を行い迅速に行動できる組織は強い。

 誠心誠意がんばっている姿が三越には見えます。

 医療や介護、そしてホワイトボックス社においても、三越の事例は有用です。私たちも常に地域をみる、自組織をみる、何ができていないのかを発見する、そしてそれを達成するための方法を決定する。
実行する。チェックする。修正するというフローを上方に向かいながら繰り返していく必要があります。

また、少し元気がでてきました。