よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

自分に厳しく人に優しく

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 タイトルのように生きるのはとても難しいですね。

 ただ、人に厳しくして、結果を得ようとするよりも、自分が厳しくして成果をあげるほうが楽ではあります。他人にいくら厳しくしても、彼らが面従腹背していて、結局いうことを聞いてくれなかったということはよくあることです。

 期待して待つ、あるいは真剣に指導をしても、成果があがらなかったら、がっくりくるのが現実です。

 しかし、結果がでないのは、結局は自分の問題であるといつも思います。

 弊社でいえば、トップである私のいうことを聞かず、結局成果をあげることができなければ、
1.仕事の必要性について全体と部分を説明していなかった

2.私の説明が納得できなかった2.仕事にそもそも興味がなかった

3.仕事の内容を自身のものとして受容できていなかった

4.仕事の目的を果たすことへの執着がなかった

5.方法がわからないのに私が気が付かなかった
などなど、そのほかにも、さまざまな理由があるはずです。

 どちらにしても、この人のためになんとかしたいという気持ちもなかったということになり、とても悲しいけれどもトップに力がなかったという結論になります。

 もちろん、これは例え話で、弊社では皆頑張ってくれていますが(このブログをみているので…)、
そうはいっても、物足りないことがあるときには、自分に原因があるといつも反省しています。

 なので、私自信から逃げだすときには、自分で全部してしまうほうが早く、成果も納得できるので、そうしていたことが過去にありました。紺屋の白袴というかなんというか、自分のところで完璧でなければ人の指導はとても無理ですよね。

 ということで、いまでは皆それぞれの理解と役割分担をもって仕事をしてくれています。いると思います…。
 
 で前置きはこの辺にして(汗)、今日のテーマです。
 
 自分に優しく、人に厳しくしても、結局は上記のようなことになり成果がでないのであれば、逆にして
成果をあげたほうがよいに決まっています。

 マクロマネジメントという言葉があります。

 細かい手順にまで指示をするのが、マイクロマネジメントであり、戦略を明確にしたり仕事の方針を示して、個人やチームの成果をみながら経営資源の最適化を図るのがマクロマネジメントです。というか、任せるということに近いと概念です。

 もともとスキルが高く、一人で考え行動できる者に対しては信頼して、一定の権限を付与し見守り、問題があればアドバイスするというスタンスです。結局、優しくという意味は仕事においては、全体を俯瞰しながら、みていってあげよう、という意味に置き換えられることになります。

 べたべたなんでも許容して、自由奔放にさせるということではないことを理解しなければなりません。
病院の事務部にあっても、病院によってマイクロマネジメントをしてうまくいっているところもありますが、人材を配置しマクロマネジメントでうまく成果をあげているところもあります。

 人の成長過程、組織の成熟度により、両者をうまくつかいわけて対処することがよいのだと思っています。

 弊社大阪支社のコンサルタント梁田さんは、おいしそうに昼食をとっています…。
本文とはあまり関係ありません…。