未来は過去や現在の結果です。
未来をコントロールできる人は、満足できる人生を送れます。
未来をコントロールするためには、今(現在)をあるべき形で生きるための過去での準備が必要です。
「今」は瞬時に過去になりますが、過去につくった思いや計画により今が創造されて未来につながります。
水のながれのように「過去になりつつ過ごす今」に計画を立て、計画を実行する精度や速度を上げることで、充実した今を連続的に過ごすことができるのです。
人生は思うほどは長くありません。
各々の感じ方により、早く経ったり遅く感じたりすることはありますが、時間は一瞬たりとも止まりません。待ってくれないのです。
今を充実して過ごすための継続した取り組みを行い、未来をつくりあげなければなりません。
ここで、「今計画を立て、継続的に実行することにより未来をつくる」、という当たり前の結論を得ることができます。
自分は
- 何を考えているのか、
- どのように行動するのか、
- 何を成し遂げるのか、それは、
- 価値があるか、
- 思い通りに行くか、
を考え、その問いに肯定的に応えられる自分をつくらなければなりません。
ここでいう価値には主観的価値と客観的価値があります。
自分がやりたいこと、やらなければならないことには自分にとって価値があるので、主観的価値の意味は理解し易いですよね。
好きなことや、心底から湧き上がる欲求により行うことは楽しいし、喜びを感じつつ取り組むことができます。
客観的価値については、どこに基準を置くのか難しいところです。他者から評価されることに軸足を置くのか、社会に対する効用が高いか、(他者から評価された)稼げるのかなどといった基準があるかもしれません。
しかし、誰かが評価してくれた、社会に役に立つ、稼げることを完全に検証することは困難です。
それらを定量的に評価し、いくつ以上のスコアなら価値があるという基準がない現状においては、これから取り組む何かの価値評価は客観性よりも主観性が勝ると考えています。
自分が自分の生き方や考え、社会性があると思えば良いという帰結です。
例えば事業を始めるときに、周りの評価を聴くものの直感で何かを始める人と、準備に時間をかける人がいます。
自分なりの調査を行い、行なうべきことの妥当性にある程度の確信をもつ。そして決定事項について仮説を立て、実行し、フィードバックを受けながら実験をしたうえで納得して本格的なプランニングを行う人達です。
ただ、入念に準備をすれば、確実に事業は成功するとはいいきれません。
環境を検討する、ニーズを把握する、課題を出すというフェーズは必要としても、
それらを事前に、網羅的に行うことは不可能だからです。
思い通りに行くことも行かないことがあったとしても、当初の設定が正しく価値創造への貢献が必ずあると信じて活動を開始し、自分が決めた到達展へのパフォーマンスが挙がっているかどうかを検証(フィードバック)し続け、
たとえ思い通りにいかないことがあっても、直ちに修正し、次のステップに繋げる、という思考錯誤を続け、事業を続けることが大切です。
プランをブレイクダウンした日々の行動を、常に検証しながら修正し、継続するなかに成果がみえてくるのです。
私たちには躊躇している時間はありません。
必要なことは、すべての人が上記5つの問いに答え、自分がこれをやろうときめたことの実現のために、主体的な創造活動を始めること。
未来をつくるため、今、自分が行動を起こしているのか、いないのか。
再度確認が必要だと考えています。