飛行機はほんとうに美しく設計されています。造形物としては完成されている形をしています。
一点の無駄もなく、役割を果たすために機能的な姿をいつも横たえています。ひとたび誘導路に入れば力の片鱗をみせはじめ、滑走路に入れば合図とともに疾走して目標に飛び立っていく。念入りな準備をすることに躊躇なく、精緻な確認を準備として飛翔します。
私たちの仕事もこういうかたちでつくりあげられている必要があります。単に具象化した話ではありません。ロジックとしてすべての行動をとる対象がそうした行動をとることが求められています。医療機関も私たちも、介護施設も診療所も多くの国民もみな、そうした意識をもつことでたくさんの課題が解決していくと考えます。
群れない、自立する、責任をもつ、命をかけて(操縦する)何かをする者がいる、多くの期待を背負っている、家族を預かっている、資金を投入している…数えればきりがない、さまざまなことが私たちがのあるべき行動と符合するのです。
今、私たちは自分の空港をつくり整備を怠らず、そして自分が飛行機となり協力を得て万全の備えをしたうえで、目的のために飛び立つ必要があります。