先日、新地で銀行時代の同僚と久しぶりに食事をしました。このおすし屋さんです。
カウンターの一番奥は新人が多いそうで、入り口に来客が多いほうがお店に活気がでるので、大抵はトップの腕の職人さんが入り口近くに立つそうです。しかし、我々は話があったため、入り口の席には座らず、もっとも奥に進んだのでした。
気遣いはすばらしいし、笑顔や受答えが本当に丁寧でした。ちょっとしたごぼうを出してくれる心配りが妙に爽やかで、たくさんのお鮨をいただきました。
慈しみは、他者に対する深い思いやりであり、つくられたものではなく、にじみ出てくるものであると考えます。思想があり、使命感があり(仕事を天職であると思う)、そしてそれから生まれる技術力や人間性、さらにそれらを通じて分かり合える力をもった者は、自然と慈しみを提供できる力を手に入れることができると考えます。
このお兄さんのように、手際よく、気配りし、そして楽しく食事ができる雰囲気をかもし出すこの技は優れものです。自然に慈しみの光を我々にくれ、我々もついつい心を開く…。たった1時間程度でしたが、本当の接遇といったものに触れた機がしまし。