広島から海を渡り、銀行の本店に行きました。四国ではまだそれほど大きく高専賃を展開しているところはないが、ハウスメーカーがこぞって営業を強化し、実際にいくつかは立ち始めているという話でした。
高専賃はこれから有料老人ホームのなかに含まれ、住宅型の有料老人ホームの一つとしてカウントされるようになるといわれていますが、結局は建物に管理人しかいなくなることがあり、リスクがあるという判断を国がしたのかもしれません。
しかし、実際には外付けの介護としても、できるだけ一戸毎の時間をずらすことなどにより、誰かが外部から施設に入っており、管理人と協力して、危急の課題発生に対しても対応できる体制をつくっていこうと私達は考え、実行してきています。
ただ、現場のスタッフからすれば、常に看護師がいたほうが安心という声も会議ででてきたたため、ココチケアでは、訪問看護ステーションのサテライトを高専賃のなかに設置してそこから対応するという体制をとることにしました。
高専賃が有料老人ホームに変わる、というなかであっても、変わった後の施設をどのように効果的かつ質を担保したうえで運営していくのかということについては、永遠の課題として捉える必要があります。
私達が永久にこの課題から逃れらねない運命にあるとしたら、私達はそのときどきの制度のなかで、最も意味があり成果をあげることができる方法を考案し、工夫をして、また創造し、ものごとにあたっていきたいと考えています。制度がどう変わろうと私達は変わりません。
さて、アテンドしてくれた今井産業の大造常務はまるで船乗りのような気持ちでいるようです…。