医療人の倫理観と、人間の本能、そして雇用されている者としての帰属意識と権利意識。
これらを満足させるストーリーは、上司や仲間、部下と規律ある組織行動がとれ、成果をあげて地域貢献する事で利益が上がり、他院より比較的高い報酬を得られる経営に生まれる。
結局は、質が高く、したがって効率的な運営が行われるため、一人ひとりの時間的余裕もつくれる。たとえば有給についても取得率は高い。かつ、患者さんの評価の証としての利益も多く生まれるため、配分される報酬も比較的高い。
一人ひとりへの評価も明確で、頑張れば頑張るだけ、組織からも周りからも評価される。働くことがやりがいとなり、より一層地域貢献への思いを強く、日々の研鑽にも熱がはいる。それは患者さんからも評価され、ますます自己を高めることへの意味を理解できる。
報酬が満足水準を超え、休暇も一定程度得られることはより高い組織への帰属意識を醸成することが知られている。
こうした病院は理想ではなく、成功している病院の文化そのものだ。
どこから手を付ければよいのか。どこから作業をしていけばよいのかについて病院幹部は徹底して議論し結論を出さなければならない。
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