そのうえで平均在院日数短縮のための、経過観察入院、検査入院、教育入院、ディサージャリーの実施、
パスの作成、適用、医療事故防止、退院支援計画の有効実施、看護過程の見直し、他方利用率向上のための増患を行なうためのプロモーション、地域連携…といったかたちでの戦術が決定していきます。
それらが部門や部門に所属する個人に割り振られ目標として設定されるとともに、達成のために必要な教育や指導、さらには道具の提供が行なわれるなかで、成果をあげることができるかどうかが評価されることになります。
ここにやっと評価がでてきます。決めたことができたのかどうか、できればよい評価、できなければそうでもない評価をすることが、結局は頑張った人を登用することにつながり、組織の活性化を図るポイントの一つとなります。
公平公正な評価制度を導入することによって(組織のなかで提示され受容した)目標をもち、達成感や満足感を得ることに積極的な職員を徹底的に尊重することで、質の高い医療と合理的な組織運営を担保することになります。
評価制度は、モラールの高い職員を評価することで目的を達成するためにこれを利用します(業績評価)。これが評価制度を導入する目的の一つです(続く)。